Boxing
WBCスーパーフライ級タイトルへの挑戦をキャンセルされた猪崎かずみ選手に代わって、コロンビアのポリーナ・カルドーナ選手が王座への挑戦者として選ばれました。
ポリーナ・カルドーナ(コロンビア) 20戦13勝4敗3分6KO
カルドーナ選手はWBCスーパーフライ級の18位。猪崎選手は9位ですから、王者としてはずいぶん楽なタイトルマッチになりました(18位の選手に世界への挑戦権があるのかどうか?)。
カルドーナ選手は昨年、スーパーバンタム級のマルセラ・アクーニャ選手と戦いましたが、そのときは一方的に打ちまくられて惨敗しています(関連記事マルセラ・アクーニャ 王座統一前哨戦で豪打全開を参照)。
猪崎選手の試合がキャンセルされた原因は、WBCの内部の誰かが、猪崎選手の年齢を「問題視した」ということですが、本来、WBCの規定には年齢の制限は無いそうです。
過去に40歳代でWBC王座に挑戦してチャンピオンになった女子選手も現実にいます。
今回だけ「問題視」され、格下の挑戦者に変更されるのは、王者側とWBC側の御都合?
このまま猪崎選手の年齢が、ボクサーとして適さないということになれば、猪崎選手は引退に追い込まれます。そして、世界中のボクサーが、同じ線引きで切り捨てられることになるでしょう。
しかし、年齢との戦いも、現代のスポーツの大きなテーマのひとつ。そして、時代は、今、アンチ・エイジングなのです。
多くのスポーツで、以前よりも現役活動の時期が延びたり、かつてのスターの復帰が話題になったりしています。今回の騒動はそのような時代の流れに逆行しようという動きで、夢も希望もないです。
プロスポーツは、人々に夢を与えてナンボでしょ。プロボクシングが夢を壊してどうします。
誰も猪崎選手を助けないんですか?どうですか、JBCさん?
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