観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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女子ボクシング 7月にドイツでダブルタイトルマッチ開催 ナターシャ・ラゴシーナ vs ローラ・ラムジー、イスター・ショウテン vs ベッティナ・ヴォルカー

 Boxing

2009年7月3日(金) ドイツ ランゲンハーゲン ソシオセンター
First Class Boxing

WBC/WBA/WIBF/WIBAスーパーミドル級タイトルマッチ
王者 ナターシャ・ラゴシーナ(ロシア/ドイツ)
vs
挑戦者 ローラ・ラムジー(アメリカ)

WIBFスーパーバンタム級王座決定戦
イスター・ショウテン(オランダ)
vs
ベッティナ・ヴォルカー(ドイツ)

ナターシャ・ラゴシーナ 7月3日にドイツで注目のダブル世界戦がおこなわれます。ひとつめは世界の5本のベルトを持つナターシャ・ラゴシーナ選手のタイトル防衛戦です。ラゴシーナ選手は引退したスーパースターレイラ・アリ選手の階級を引き継ぐ形でたくさんのベルトを手にしましたが、母国のロシアで多少知られている程度で、活動の拠点のドイツではあまり評価を受けていません。

 スージー・ケンティキアン選手、イナ・メンツァー選手、アリージャ・グラフ選手らの試合は常に数千人規模の会場でおこなわれ、テレビで地上波生中継なのに対して、ラゴシーナ選手は数百人規模の会場で、放送もケーブルテレビのお色気専門チャンネルです。

 ラゴシーナ選手の不人気の原因は、なんといっても試合内容の低調さでしょう。昨年7月には、小柄なコンエスティナ・アチェイン選手(ケニア)に攻め込まれて防戦一方になり危機一髪の状況でしたが、不可解な判定に救われています(この試合を観戦した日本人の方のブログは→こちら)。この判定が問題となって、ラゴシーナ選手はアチェイン選手と4ヶ月後に再戦をするはめになり、なんとか勝ちましたが、やはり内容に乏しい試合でした。

 今回の挑戦者は、アチェイン選手から三度のダウンを奪って勝っているGBUミドル級チャンピオンのローラ・ラムジー選手です。ラゴシーナ選手よりは1階級下の選手ですが、イヤな相手なのは間違いありません。ラゴシーナ選手はこのピンチをうまく乗り切って評価を上げることが出来るでしょうか?

 この日のもうひとつの試合は、空位になっているWIBFスーパーバンタム級の王座決定戦です。かつてこの階級の王者だったイスター・ショウテン選手が返り咲きを狙って出場します。対戦相手はドイツのベッティナ・ヴォルカー選手。

 ショウテン選手は、ことし1月にイナ・メンツァー選手のベルトに挑戦して判定で敗れましたが、5月の復帰戦ではTKOで勝利し、健在を示しました。

 この日は、ラゴシーナ選手とショウテン選手の勝敗だけでなく、お互いの試合内容も比較されることになりそうですね。
 
WBC/WBA/WIBF/WIBA/GBUスーパーミドル級王者
ナターシャ・ラゴシーナ 20戦20勝12KO

GBUミドル級王者
ローラ・ラムジー 12戦9勝3敗4KO

元WIBFスーパーバンタム級チャンピオン
イスター・ショウテン 29戦23勝5敗1分12KO

ベッティナ・ヴォルカー 12戦6勝3敗3分2KO

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