Boxing
2009年6月16日(火) 後楽園ホール
ゴールデンチャイルドボクシング Vol.92
第5試合 55kg契約 4回戦
×丸山礼子(金子)
判定0-2
○三好喜美佳(新田)
マジョリティーデシジョンで三好喜美佳選手の勝利
38-38、38-39、38-39
かつてはロサンゼルスの名門ジムに在籍し、アメリカのリングで8戦をこなしている丸山選手と、新田ジムの新鋭、デビュー4戦めの三好選手の試合は、相手のキャリアに臆することなく闘志を前面に出した三好選手の好ファイトが光りました。
青のグローブが三好選手、赤が丸山選手
初回から攻撃に出たのは丸山選手。右ストレートを武器に豊富な手数で前進します。これを、距離を取りながらかわし、ときおり反撃する三好選手。
2回になると、前に出たのは三好選手。鋭い右ストレートで丸山選手をおそい、ラッシュでロープぎわまで追いつめます。
丸山選手は、打たれながらもすきを見ては打ち返し、なんとかピンチをしのぎます。
3回、丸山選手は左右の連打で挽回をはかりますが、三好選手を止められずじりじり後退。
2-0で三好選手の快勝。クリンチが少なく、手数が多い、4回戦らしい好試合で会場も盛り上がりました。勝ちに行く気迫が両者ともに素晴らしかったです。勝負を分けたのは、距離の感覚と、ストレートの効果でした。
また、この激戦を、最後までストップせずに続行させてくださったレフリーに心から感謝を述べたいと思います。ありがとうございました。
この試合の結果、両者の戦績は以下のようになりました。
丸山礼子 まるやまれいこ 12戦3勝9敗
三好喜美佳 みよしきみか 4戦2勝2敗
(戦績はJBC公認以前からのものです)
おまけ その1 アメリカに本拠地を置いた日本人女子ボクサー
1976年 高築正子選手
1997年 中村チカ選手(アマ→2005年からプロ)
2000年 丸山礼子選手
おまけ その2 アメリカで戦った日本人女子ボクサー
1976年 高築正子選手
1997年 シュガーみゆき選手
1998年 菊川未紀選手
2001年 丸山礼子選手
2001年 熊谷直子選手
2002年 柴田早千予選手
2005年 中村チカ選手
コメント
6月17日タイ国スコータイ県シーサッチャナライで行われたWIBAフライ級タイトルマッチ、サムソン・トー・ブワナーッ(タイ)VSルオ・ユージエ(中国)
結果:UD(99-91, 100-91, 98-93)でサムソン防衛。
コメントありがとうございます。
えーと、その試合はサムソン・トー・ブワマー選手のWIBAフライ級インターナショナル王座の防衛戦でしたね。
現在のWIBAフライ級世界王者はアイリーン・ミヨコ・オルシェウスキー選手ですが、ちょっと防衛戦をしてないので、ナディア・ラオウイ選手が暫定世界王者になってますね。
この先、オルシェウスキー選手とラオウイ選手の正規王座争いがあるでしょうが、5位のサムソン・トー・ブワマー選手にもタイトルにからむチャンスが来るかもしれませんね。
管理人さま こんばんわ 団体内では正規VS暫定は統一戦じゃなく正王者決定戦の方がしっくりきます 富樫VSポップ 天海VSトーレス 実現できればいいですね 日々の更新お疲れですが楽しみにしております それでは又
コメントありがとうございます。
以前は統一戦と言えばWBAとWBCの二団体タイトルマッチのことでしたよね。暫定王者なんかありませんでしたもんね。
いまは、男子でもメジャーだけで4団体、女子も6団体あって価値観が多様になりました。
マニー・パッキャオ選手や、ホリー・ホルム選手のような男女のスターが、ふたりともWBAもWBCも持っていなかったりします。
団体の看板よりも試合内容の時代なのかなと思います。
もちろん、富樫VSボップ、天海VSトレス、見たいですね、是非。