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弱冠22才ながら、WIBFフライ級とWBAフライ級のふたつの世界王座を持ち、ヤングアスリートとして絶大な人気のスージー・ケンティキアン選手。彼女は10月10日に今年3回めのタイトル防衛戦を迎えます。
今回の相手は同じドイツをホームとし、20戦無敗を誇るWIBFライトフライ級前チャンピオンのユリア・サーヒン選手。
定評のある手堅いボクシング技術、デビュー以来負け無しの戦績、そして身長で6センチのアドバンテージを持つサーヒン選手は、ケンティキアン選手にとってもイージーな相手では無いでしょう。
しかし、ケンティキアン選手は内外のメディアに笑顔で試合前のコメントを発表し、戦う王者の余裕を見せています。あとは計量をクリアすれば戦闘開始。
「わたしはユリア・サーヒン選手の戦い方をよく知っています。彼女はとっても機敏でスピードのある無敗の王者だけど、それはわたしも同じです。むずかしい戦いになるでしょう。でも、パワーではわたしのほうが上です。わたしは『キラー・クイーン』と呼ばれています。それをお見せしましょう。」- ケンティキアン選手
「スージーはよく練習してきました。ここ数週間、その成果が出ています。タイトルは取ることよりも防衛するほうが難しい、と言われますが彼女は準備ができています。スージーは土曜の試合で王座を守りますよ」- マゴメド・チャブロフ氏(トレーナー)
ケンティキアン選手はWBAの世界王者になってから1年に4回のペースで試合をし、すべてがタイトルマッチ。今度の試合が11度目のWBA防衛戦となります。
トップの選手がこれだけの試合をこなしていることが、ドイツボクシング界の熱気を生んでいることは間違いありません。イナ・メンツァー選手も、イスター・ショウテン選手も、アリシア・グラフ選手も、ドイツの王者はみんな3~4ヶ月で試合をしています。
いろいろ理由はあるのでしょうが、日本人世界王者が半年に1回程度しか試合をしない現状はあまりにも寂しいですね。試合が無ければ話題にならず、話題にならないのなら盛り上がるわけもありません。
ドイツの女子は、強い選手とガンガン試合をするのはもちろん、ちゃんと何週間も前から試合情報を流しますし、プロモビデオを作り、ホームページも充実させてます。いろんな努力をしています。
それに比べて日本の女子ボクシングは?
情報の無いところに人は来ないですよー
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