Boxing
2009年11月16日(月)後楽園ホール
ガッツファイティング
第4試合 アトム級4回戦
越石優(山神)
VS
上田千穂(博多協栄)
1回 開始直後、素早い踏みこみからのジャブ、ストレートで攻撃をスタートした越石選手に上田選手も回転の速い左右フックで応戦し、試合はいきなり目まぐるしいパンチの応酬に。
(越石優選手 赤グローブ、上田千穂選手 青グローブ)
手数は同等ながら正確性でまさる越石選手が一度、二度と上田選手をぐらつかせます。
ねばる上田選手ですが、1回終了直前に越石選手の右ストレートをカウンターでもらってダウン。立ち上がってファイティングポーズをとったところでゴング。笑顔があるのでダメージは浅いようです。
2回 越石優選手はパンチをまとめて早くも試合を決めにいこうかという勢い。しかし、上田選手が猛然と打ち返します。
2回後半、越石選手が突然失速。パンチの引きが遅くなり動きが重い感じ。上田選手は依然としてハイペースの連打で、ときおりボディーを効果的にまぜてきます。
すっかりヒートアップして終了のゴングが鳴っても打ち続ける二人をレフリーが必死に制止。
3回 上田選手は基本的にガードが甘いのですが、足を使って前後左右によく動くので、それが防御にも攻撃にもいい効果を与えています。
この回も2分間をフルに動き回って打ち合ったふたり。どちらにも有効打があり判定がむずかしいラウンドに。
4回 最終ラウンドもふたりは止まることなく打ち合います。上田選手は鼻血をにじませながらも足も手もスピードが落ちません。このスタミナとファイティングスピリットは大きな武器。
越石選手は疲れなのかボディーのダメージか、本来のキレがなく苦しい最終ラウンドに。それでも最後まで休むことなく戦い、気持ちの強さを見せます。
判定は3-0(38-37、38-37、39-37)で越石選手。ダウンはあってもポイント差はわずかで、上田選手の後半の追い上げが光りました。
第4試合 アトム級4回戦
○越石優(山神)
判定3-0
×上田千穂(博多協栄)
越石優選手の判定勝利。
38-37、38-37、39-37
(1回上田選手がダウン1)
この結果により両者の戦績は以下のようになりました。
越石優 こしいしゆう(山神) 6戦4勝2敗
上田千穂 うえだちほ(博多協栄) 3戦1勝2敗
(JBC公認以前からの通算戦績)
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