Shoot Boxing
2009年11月18日(水) 後楽園ホール
武志道 -bushido- 其の伍
レディースクラスルール51kg契約 2分3R(延長1R)
V一(ヴィーはじめ)(MAX柔術&Yoga)赤グローブ
VS
悦・センチャイジム(センチャイムエタイジム)青グローブ
打撃系格闘技でありながら投げ技もアリという実戦っぽいルールが魅力のシュートボクシング。このルールを最大限に生かして真夏のガールズS-cupで大活躍したのがV一選手。
この日も第1ラウンド開始からスキあればいつでもブン投げようと積極的に間合いを詰めますが、それは充分承知の悦センチャイジム選手、入って来るV一選手にカウンターの狙い撃ち。
それでも組み付こうとするV一選手に悦選手はムエタイの首相撲で対抗。柔軟さと腰の強さがある長身の悦選手は、ヒザ蹴りを出しながらV一選手の動きを押さえようとします。
第2ラウンドも前のラウンドと同じように執拗に間合いを詰めるV一選手。この日は、ときおり相手の腕をカンヌキぎみにホールドしますが、悦選手は関節が柔らかいのか、あるいはムエタイ式のポーカーフェイスなのか、平気そうな表情。
第3ラウンド 出て来るV一選手と距離を取って逃げる悦選手という流れが続きます。
V一選手、腕をカンヌキにしながらの投げ。しかし、背負う形が不十分で崩れてしまいます。
身長差があったり、ルーズジョイント(柔らかい関節)の相手には向かない技のように思うのですが…。
果敢に前に出続けるV一選手をミドルレンジでは左ストレートが、クロスレンジではヒザ蹴りが苦しめます。
3ラウンドが終了して判定はドロー。規定により延長ラウンドに突入。
延長ラウンド ここまでは下がりながらのカウンター狙いだった悦センチャイ選手が打点の高いヒザ蹴りなどで積極的に出てきます。
V一選手がタックルからの投げを狙いに行きますが、これを悦選手は自分から倒れて逃げてしまい警告のイエローカード(SBルールでは投げに対しては積極的に相手の技をつぶすことが求められ、相手を巻き込まない自分だけの倒れや、しゃがみ込みは反則です)。
しかし、V一選手が得意の投げを生かすためには、投げにこだわりすぎないスタイルの開発が必要であるようです。
グラップラーとムエタイファイターが対決したらどうなるかという、シュートボクシングならではの非常に面白い試合でした。
51kg契約 レディースクラスルール 2分3R(延長1R)
○V一(ヴィーはじめ)(MAX柔術&Yoga)
延長判定3-0
×悦・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
3-0の延長判定によりV一選手が勝利
本戦30-29、30-30、30-30ドロー
延長10-9、10-9、10-9
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