Kick Boxing
2009年12月20日(日) ディファ有明
World Queen Tournament 2009
第15試合 ワールドクイーントーナメント2009 決勝戦 2分2R(延長1R)
安倍基江(アカデミア・アーザ/Japan Queen Tournament 2009優勝)
VS
シルビア・ラ・ノット(イタリア/World Queen Tournament 2008優勝)
決勝に勝ち残ったのは、昨年の覇者シルビア・ラ・ノット選手、そして、今年、J-GIRLSの有力選手を次々に倒して実力を証明した安倍基江選手。このトーナメントのトップを決めるのにふさわしい好カードとなりました。
ラ・ノット選手は機動力をいかしてリングを大きく使いながら得意のヒット&アウェー戦法を展開。
この選手のすごいところは、激しい動きの中でも自在にキックを繰り出せること。また、軌道がコンパクトなので、比較的近い距離でも無理なく蹴れること。この特徴のある蹴り技は、*サバットとキックボクシングのハイブリッドの結果なんでしょうね。
ラ・ノット選手の蹴りは初速が大きく、早いタイミングで打てるので、大きなスキが出来にくいという防御面の利点も。
ラ・ノット選手の蹴りをいなしてパンチを叩き込む安倍選手。この難敵を相手に堂々とした戦いぶり。
しかし、安倍選手はラ・ノット選手のハイスパート・キックボクシングを前に残念ながら手数と技の連続性で押され、リングの支配権を奪い取れません。
大技の前後に必ず細かいフォローの技を怠らないラ・ノット選手。豪快さと几帳面さが入り混じったバランスのいいファイトスタイルです。
試合は審判全員一致のユナニマス・デシジョンでシルビア・ラ・ノット選手の勝利。
第15試合 ワールドクイーントーナメント2009 決勝戦 2分2R(延長1R)
×安倍基江(アカデミア・アーザ/Japan Queen Tournament 2009優勝)
判定0-3
○シルビア・ラ・ノット(イタリア/World Queen Tournament 2008優勝)
シルビア・ラ・ノット選手がワールドクイーントーナメント2009王者となり、同トーナメント2連覇を達成しました。
*サバット 靴を着用しての蹴り技を特徴とするフランスの格闘技。ヨーロッパを中心にひろまっています。シルビア・ラ・ノット選手はキックとサバットの両方の現役王者。
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