MuayThai
2010年1月23日(土) ディファ有明
M-1・クロスポイント合同興行 REBELS(レベルス)
47kg契約 2分3R(延長1R)
岡田敦子(RAPTURE KING/M-1女子ミニフライ級王者)赤
VS
美保(KFGジム)青
ハデハデなコスチュームの岡田敦子選手、M-1ミニフライ級のチャンピオンベルトを肩にひっさげて入場。
第1ラウンド チャンピオン相手にまったく臆することなく堂々と蹴っていく美保選手。
落ち着いて反撃する岡田敦子選手。このラウンドはお互いにあまり組まず、キックとパンチを速いペースで打ち合います。
第2ラウンド 岡田選手は前に出てきた美保選手をつかまえると首をがっちりロックしてそのまま投げ倒し。
右ローを蹴る動きで逆構えにスイッチしつつ、右手で相手のガードを払い、空いた顔面に左ストレート。
続けて右ストレート。きれいなコンビネーションです。さらに岡田選手はロー3連打などで追い打ち。
このラウンドは岡田選手の流れかと思われましたが、終盤に美保選手がフックの連打で逆襲しリードを許しません。
最終ラウンド 出てくる岡田選手に美保選手がストッピングの前蹴り。
しかし、蹴られながらも距離を詰めた岡田選手は、首相撲に持ち込むと簡単に崩して投げ。
さらに、左フックから後ろ回し蹴りにつなぐ岡田選手ですが、これは見切られます。
残り30秒からパンチでラッシュをかける岡田選手。2発3発と左を当てますが、美保選手も必死に応戦。
判定は1対2と割れ、美保選手が僅差で勝利をものにしました。
王者、岡田敦子選手にとっては単なるタイトル前哨戦だったはずの試合で、一般の予想をひっくり返して勝った美保選手はその存在を強く印象に残しました。ベルトへの挑戦権を主張してもいいほどの金星です。
一方、岡田選手はこの敗北でタイトル防衛を不安視されていますが、動きのひとつひとつは安定していましたし、難易度の高い技でポイントを取ろうとする意欲もあって、試合内容は決して悪いものではありませんでした。
きびしい契約体重のせいか(体がずいぶん小さく見えました)岡田選手の攻めに迫力を感じなかったのは事実ですし、体格でまさる相手に押された印象もありますが、この課題を克服すれば勝機は充分に得られるでしょう。
47kg契約 2分3R(延長1R)
×岡田敦子(RAPTURE KING/M-1女子ミニフライ級王者)
判定1-2
○美保(KFGジム)
スプリットデシジョンで美保選手の勝利
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