Boxing
2010年7月3日(土) ドイツ シュツットガルト市 ポルシェアリーナ
WBO/WIBF/WBCフェザー級タイトルマッチ
王者 イナ・メンツァー(ドイツ)
VS
挑戦者 ジーニー・ガーサイド(カナダ)
メンツァー選手はサウスポーのガーサイド選手の左に初回から苦しめられ、自分のボクシングが出来ません。
挑戦者のガーサイド選手は気負いがあるのか本来の丁寧なボクシングとはほど遠い荒っぽいファイト。リードを省略していきなりの大きなフックやストレートという大味ボクシング。
しかし、この日のメンツァー選手にはどういうわけかこのラフなファイトに対抗出来るいつもの鋭さが無く、フォームも崩れてパワーパンチが打てません。ズルズルと押されてペースを取られてしまう王者。
試合展開は後半になっても変わらず、疲れた表情のメンツァー選手は最終ラウンドにはとうとうキャンバスに尻もち。
26戦無敗の3団体統一フェザー級王者イナ・メンツァー選手が判定でまさかの陥落、もうひとつの女子メジャー団体WIBA同級王者ジーニー・ガーサイド選手が勝利して4団体統一王者となりました。
一気に4本のベルトを持つことになったガーサイド選手、何もなくなったメンツァー選手。メンツァー選手もプロモーターもリマッチを望んでいるようですが、この階級の実力者であるラモーナ・キューネ選手やイスター・ショウテン選手も黙ってはいないでしょう。
フェザー級戦線に大きな嵐が吹き荒れそうです。
WBO/WIBF/WBCフェザー級タイトルマッチ
×王者 イナ・メンツァー(ドイツ)
判定0-3
○挑戦者 ジーニー・ガーサイド(カナダ)
ユナニマス・デシジョンでジーニー・ガーサイド選手が新王者に。
92-98、94-96、94-96
両者の戦績は以下のようになります。
イナ・メンツァー(ドイツ)27戦26勝1敗9KO
ジーニー・ガーサイド(カナダ)14戦10勝3敗1分4KO
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