MuayThai
2010年9月12日(日)ベラルーシ共和国 ミンスク
WKN56.5kg級王座決定戦
3分5ラウンド フルムエタイルール
○ジョアンナ・イェドジェイチク(ポーランド)
判定
×アラ・イヴァシュケヴィッチ(ベラルーシ)
ジョアンナ・イェドジェイチク選手の判定勝利。
一度は発表されていたポーランドの強豪ジョアンナ選手の今月の来日が実現せずにがっかりした人は多いでしょう。そのジョアンナ選手の9月におこなわれた試合の動画が最近公開されましたので本日はそのご紹介です。
ジョアンナ(黄色のグロープ)vs アラ・イヴァシュケヴィッチ(白のグローブ)
上の動画はジョアンナ選手とアラ・イヴァシュケヴィッチ選手の世界タイトルマッチ。1~4ラウンドまではハイライト、そのあとはほぼノーカットです。
海外のメディアなどによるとジョアンナ選手は最初から有利に試合を進め、ローキックの連打などでダウンを奪って試合前半に大差のリードを確保したかに見えました。後半はイヴァシュケヴィッチ選手が素晴らしいストレートや前蹴りなどで追い上げましたが、それでもジョアンナ選手の勝利濃厚な内容。しかし、判定はジャッジ全員一致でホームのアラ・イヴァシュケヴィッチ選手を支持。
ジョアンナ選手は泣き出してしまい、勝利者のはずのイヴァシュケヴィッチ選手も喜びません。微妙な空気が流れて、しばらくすると判定訂正のアナウンス。この試合はジョアンナ選手が勝利してチャンピオンであるとのコール。・・・こんなことがあるんですね。
同じ試合の映像をもうひとつ。こちらはイヴァシュケヴィッチ選手のベルトの姿で終わっています。
しかし、ホームの勝利判定がひっくり返っても拍手で歓迎するベラルーシのお客さんと、自分でベルトをはずしてジョアンナ選手の首にかけてあげたイヴァシュケヴィッチ選手は立派ですね。スポーツを愛するお客さんや選手とはこうありたいものです。
前回記事 ジョアンナ vsミラ・ウィンケルマン ヨーロピアンタイトル 予定 女子キックボクシング
コメント
感動です!イヴァシュケヴィッチ選手が自分でベルトをはずしてジョアンナ選手の首にかけたとは! 直接に相手を痛めつける格闘技であるからこそ、これは真に熱く尊い。