MuayThai
2011年3月26日(土)イギリス
“Muay thai boxing 2”
ISKAムエタイ53.5kg王座決定戦 2分5ラウンド
ヒラリー・マック(イギリス)
VS
リンダ・ウームス(オランダ)
背の高いほうがヒラリー・マック選手
三月下旬にイギリスでISKAのムエタイタイトル決定戦がおこなわれ、ホームのヒラリー・マック選手が判定勝利で世界チャンピオンとなりました。しかし、その結果に不満のオランダ側はネット上で「これは疑惑の判定である」と激しく抗議。
たしかにネットにアップされた動画を見る限りウームス選手がパンチとローキックを主体にマック選手を圧倒し、かなり押し気味に試合を進めているのがわかります。
しかし、忘れてはいけないのがこの試合がムエタイルールであること。いくらパンチを当ててもダウンを奪わない限りは、ムエタイではポイントにはほとんど反映されないのです。そしてマック選手はパンチで押されながらもキックでコンスタントにミドルとハイを当て続けて確実にポイントをかせいでいます。というわけで、この判定はマック選手の勝ちになっても不思議はありません。
キックボクシングの判定は相手に与えたダメージと積極性が高く評価されますが、ムエタイではミドルやハイ、首相撲など、難易度の高い技でまさっていた選手が評価されます。そんな価値観の違いがハッキリ出てしまった試合だったと思います。
ISKAムエタイ53.5kg王座決定戦 2分5ラウンド
○ヒラリー・マック(イギリス)
判定3-0
×リンダ・ウームス(オランダ)
ヒラリー・マック選手がユナニマスデシジョンで勝利しました。
コメント