原発事故でわたしたちの日本に放射能汚染が広がってから半年が過ぎました。ここであらためて書くまでもなく、この汚染は半年やそこらで良くなるものではありません。
むしろ、新しい作物が出回る秋を迎えて、さらに汚染作物が流通する時期にさしかかってきました。作物だけではなく魚貝などの海の産物にも汚染がしだいに蓄積されています。これからは肉や牛乳や加工食品など、どのような食品についてもより一層の注意深さが必要です。流通が発展している日本ではこれは一部の問題ではなく全国レベルの問題です。少しでも汚染の心配のある食品は絶対に口にしないようにしましょう。
同じような原子力事故では同じような放射能汚染が起こります。原発災害ではすでにチェルノブイリという前例があることですから、そこで何が起こったのかを見れば日本人がこれから直面する危機がどのようなものかは分かります。
チェルノブイリ事故の後、周辺の広大な地域では食べ物からのセシウムが心臓に溜まることによる心不全で多くの人が亡くなり、また、その頃生まれた赤ちゃんたちに健康問題が発生。その世代が現在は大人になって出産の時期を迎えていますが、現在生まれている赤ちゃんの大多数に健康上の問題や障害があるそうです。
ひとくちに「食生活に注意しましょう」と言っても簡単なことではありません。汚染された食品を流通しないようにするシステムはいまの日本にはありませんので自分で気をつけることが最大で唯一の防御です。外食や家庭内での食事、飲み物などの産地を自分でチェックし、怪しいもの、チェック出来ないものは排除します。それは生活の多くの部分を変えることになるかもしれません。いままで行ってた店に行けなくなるかもしれません。大変なことです。
しかし、それをしなければ悲惨な未来を回避できません。チェルノブイリ事故の影響を受けた地域ではかつて徴兵検査合格率は80%ちかくあったのに、現在はそれが30%になっているそうです。つまり、それ以外の人は健康ではないのです。汚染されたものを食べ続ければ次の世代にこのようなことが起こってしまうのです。
以前にも書きましたが、資源も国土も無いわたしたちの日本で、一番の宝は日本の人たち自身です。これからの日本の一番の原動力は若い人たちが健康で元気に活動出来ることです。
健康と元気を手放してはいけません!みんなで辛抱強く戦っていきましょう。
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コメント
今回の原発事故は色んな影響をもたらしてます。本当にこの先どうなるか不安です。政府と東電の上層部は果たして反省してるのでしょうか?
自分自身やまわりの生活があの事故以来まったく変わってしまって去年までの自分とは別人のような生活になっているよ
正直つらいよ
でもこんなことでは負けられないよ
生き残ろう、みんな