Boxing
2012年4月21日(土)デンマーク フレゼリクスハウン市
WBA/WBC/WBOウェルター級タイトルマッチ 10回戦
王者 セシリア・ブレークフス(ノルウェー)
VS
挑戦者 アン・ソフィー・マティス(フランス)
昨年の12月までウェルター級チャンピオンの肩書きを持っている有名女子ボクサーは世界に3人いました。IBAのホリー・ホルム選手(アメリカ)とWIBA/WIBF/WBFedのアン・ソフィー・マティス選手(フランス)、そしてWBA/WBC/WBOのセシリア・ブレークフス選手(ノルウェー)です。
しかし、女子パウンド・フォー・パウンド世界最強とまで言われたホリー・ホルム選手がアン・ソフィー・マティス選手にボコボコに打たれ、KO負けで王座陥落。残ったのはマティス選手とブレークフス選手のふたりとなりました。
そして、4月、ついにこの両者がタイトルマッチでぶつかることが決定。
ブレークフス選手の3本のペルトがかけられたタイトルマッチなので、もしもマティス選手が勝てば自身の4本のベルトと合わせて世界の7本のベルトがマティス選手ひとりのものに。
ブレークフス選手が勝てば自身の3本のベルトは無事防衛で、マティス選手のベルトは剥奪となるためブレークフス選手ひとりが残ります。
引き分け以外ならどちらにしてもこの階級最強の評価は一人に絞られるという究極のタイトルマッチ。
世界4団体統一王者のマティス選手のストロングポイントは、あのホルム選手の強打をたいしたダメージもうけずに跳ね返した打たれ強さ。そして180センチの長身から繰り出すストレートの破壊力。これは本当に危険な武器です。
対する世界3団体統一王者ブレークフス選手のウリは、なんといってもスタイリッシュでスキがない技術的にしっかりしたボクシングスタイル。19戦全勝の安定感はかなりのものです。
さあ、この二人の激突、勝つのはKO率80%のマティス選手か、勝率100%のブレークフス選手か。まったく目を離せない戦いです。世界最強が決まるウェルター級の戦いのゴングは4月21日。
WBA/WBC/WBOウェルター級王者
セシリア・ブレークフス(ノルウェー)19戦19勝5KO
WIBA/WIBF/WBFed/IBAウェルター級王者
アン・ソフィー・マティス(フランス)27戦26勝1敗22KO
*ウェルター級にはほかにIBF王者ノニ・テンゲ選手(南アフリカ)などがいますが、ここに上げた選手には戦績、知名度などでまだ及ばないでしょう。
*当初3月に予定されていたこの試合が4月に変更になったため記事内容更新(3月1日更新)。
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コメント
あのホリーをズタボロにしたアンは相当強いはず
だから、アンが勝たないとね
ただ、観るのが怖いくらいの試合になりそう
そうなんですよ、これはすごく楽しみなんですけどちょっと怖いですね。
実力勝負しますね。ファンが見たいのはそういう試合なんですよ。