Boxing
2012年3月12日(月)東京 後楽園ホール
ホープフルファイトVol.10
53.3kg契約 6回戦
三好喜美佳(川崎新田)
VS
稲元真理(熊谷コサカ)
赤コーナーは三好喜美佳選手(川崎新田)、青コーナーは稲元真理選手(熊谷コサカ)。この二人は2009年以来の二度目の対戦となります(前回は三好選手のTKO勝利)。
第1ラウンド 三好選手は相手の動きを慎重に観察しながら、リングを時計回りにサークリング。稲元選手は左のリードブローがなく、ほとんど右だけで戦う選手。そのことを充分わかっている三好選手は、まだあまり手を出さず、相手の右のタイミングを確認することにこのラウンドを使っているように見えます。
第2ラウンド 稲元選手の左は、パンチを打つというよりは、相手の目をくらますために腕を伸ばしたり左右に振ったりの機能しかなく、気をつけなければいけないのは右のビッグパンチだけ。
その攻撃パターンを見切った三好選手は、稲元選手が出てくるタイミングで左を狙い撃ち、ポイントを稼ぎはじめます。
第3ラウンド 三好選手のパンチがヒットする場面が少しずつ増えてきます。稲元選手は打つ時に頭を振りながら入って来るクセがあり、レフリーから「バッティングに気をつけるように」と再三の口頭注意。
第4ラウンド 三好選手の優位は変わらないものの、よく動く稲元選手にクリーンヒットを当てることは難しく、なかなか決定的な場面は訪れません。そこで三好選手はこのラウンドはボディー打ちを中心に攻撃。
第5ラウンド よく言えば自由奔放、悪く言えばフォームが決まらず、ムダな動きの多い稲元選手は、やはりエネルギーの消費が多いのか、あるいは前のラウンドに受けたボディー打ちの結果なのか、この回から少し運動量が低下。三好選手はこのチャンスに連打で追い込みをかけますが、崩すまでには至りません。
第6ラウンド ショートフック、アッパーなどを矢継ぎ早にまとめる三好選手。明らかに優勢なラウンドとなりますが、特に印象的な一撃はないままに試合終了。
悪い試合というわけではありませんが、見せ場には欠けた6回戦となりました。
53.3kg契約 6回戦
○三好喜美佳(川崎新田)
判定3-0
×稲元真理(熊谷コサカ)
三好喜美佳選手の判定勝利。
この結果を含む両選手の戦績
三好喜美佳 みよしきみか(川崎新田)11戦5勝5敗1分2KO
稲元真理 いなもとまり(熊谷コサカ)9戦4勝5敗
関連記事 三好喜美佳 vs カイ・ジョンソン 6回戦 詳細 ボクシング女子
関連記事 稲元真理 vs ヨクファー・シットクルシン スーパーフライ級6回戦 詳細 To the Future Vol.10 ボクシング女子
コメント
アマから来た選手でジャブ打てないのっているよね。困ったもんだ。
そうですね。小関選手も打てませんし。でも、今後はそういう傾向はなくなるでしょう。後から振り返って「そういう時代もあったな」ってなるのでしょうね。
ジャブ。。。。
基本のはずなのに。
みんながみんなではないですけどね。
江畑選手や柴田選手はアマチュア上がりでも基本に忠実というか。