W5 Fighter　ロシア圏のファイターたちの激闘　キックボクシング女子

　KickBoxing

　ロシア語圏／旧ソ連圏の女子ファイターは日本ではあまりなじみがありませんが、かつて共産主義国だったこの地域では女性の社会進出に積極的だった歴史的背景があるためか、格闘技の分野にも女子の選手はそれほど珍しくありません。

　当ブログではこれまでにキルギスタン出身で今はペルーに渡っているシェフチェンコ姉妹や、ヨアンナ［ジョアンナ］・イェドジェイチク選手（ポーランド）を破ってムエタイ王者になったエカテリーナ・ヴァンダリエヴァ選手（ベラルーシ）などを紹介してきましたが、きょうは昨年ロシアで開催された『W5 Fighter 4』の動画をご紹介します。

２０１２年５月１７日　ロシア　モスクワ
W5 Fighter 4
５４kg級　Ｋ１ルール　３Ｒ延長１Ｒ
アナスタシア・ヤンコヴァ（ロシア）赤
ＶＳ
ビクトリア・カルコシュカ（ウクライナ）青

　多彩な技を繰り出すヤンコヴァ選手と一発で相手を倒す威力を秘めたカルコシュカ選手の戦いは本戦の３ラウンドで決着が付かず延長戦にまで突入する熱戦となりました。

　最初はクールな感じだったヤンコヴァ選手がしだいに闘志むき出しになって感情が伝わって来る過程が面白いです。この試合でプロとしての評価を確立した彼女はその後『W5 Fighter』では女王エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ選手に次ぐ女子の看板という扱いでチャンスを与えられました。

２０１２年５月１７日　ロシア　モスクワ
W5 Fighter 4
５４kg級　Ｋ１ルール　３Ｒ延長１Ｒ
○アナスタシア・ヤンコヴァ（ロシア）赤
延長判定
×ビクトリア・カルコシュカ（ウクライナ）青
アナスタシア・ヤンコヴァ選手の判定勝利
（アナスタシア・ヤンコヴァ選手１ラウンンドにダウン１）

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