観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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小関桃 セミリタイアのランク外韓国選手と香港でWBCアトム級防衛戦 予定 ボクシング女子

 Boxing

MomoKoseki2013年5月28日(火)香港 香港会議展覧中心グランドホール
『NIGHT OF CHAMPIONS 冠軍之夜』

WBCアトム級タイトルマッチ 10回戦
王者 小関桃(青木)
VS
挑戦者 ホ・ウニョン(韓国)

 小関桃選手が自身の保持するWBCアトム級タイトルの11度目の防衛戦を香港でおこないます。

 挑戦者はいま現在世界のどこのボクシング団体のランキングにものっていないと思われるホ・ウニョン(韓国)選手。彼女は2008年にWBCミニフライ級の暫定王者になったあと一度も防衛せずにタイトル剥奪となり、2010年にタイ人選手に判定負けして以来まったく試合の記録がありません(大会の主催者が発表した戦績も3年前と同じ6勝1敗1分のまま)。

 3年間もリングを遠ざかっていた引退同様の選手ですから、当然WBCさんのランクにも名前がありません。それでも今回、WBCさんは彼女を世界タイトルの挑戦者に認定したわけです。

 世界ランクのある程度上位じゃないとチャンピオンには挑戦出来ないというボクシングの常識はどこに消えたのでしょうか?上位どころかどこにも名前が無くてもOKになったのでしょうか?頑張ってランクの上位を目指す努力をしなくても世界戦に出られるのでしょうか?

 世界タイトルマッチに噛ませとして連れ出された引退同様の選手を、WBCさんやWBAさんが挑戦者として認定した前科は、実はいままで何回もあります。

 が、いままでは、直前にどうでもいい試合を組んでいかにも現役選手であるかのような偽装をしたり、試合の決まる少し前からランキング操作で15位ぐらいに名前を上げたり、ということをやって少しはカッコをつけていました。

 しかし今回はそういうゴマカシ工作も一切無しで突然の世界戦大抜擢です。もう完全にインチキ団体として開き直りましたね。

 そこまでやるなら、ついでに、11度防衛の認定証も試合なしで送ってくれてもいいんじゃないでしょうか?青木ジムさんも香港に行く手間がはぶけて助かりますよ(笑)。

 挑戦者が実はホ・ウニョン選手じゃなくてホン・ソヨン選手の間違いだったらまともなタイトルマッチになるのですが、どこを見てもホ・ウニョン選手と書いてありますね… 。

小関桃 こせきもも(青木)18戦15勝2敗1分3KO
ホ・ウニョン(韓国)8戦6勝1敗1分

*日時 2013年5月28日(火) 開場18:00 開始19:00
*場所 香港 香港会議展覧中心グランドホール
*料金  1,500香港ドル/1,000香港ドル/800香港ドル/400香港ドル /200香港ドル
*問合せ DEFプロモーションズ info@def.com.hk
 当ブログのイベント告知は正式のものではありません。
 イベントの内容、日時、場所、料金については必ず主催者にお問い合わせください。

関連記事 小関桃 VS マリア・ヒメネス WBCアトム級タイトルマッチ 詳細 G-Legend 5 ボクシング女子

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コメント

  1. 次元 より:

    小関と試合したい選手なんかいないんじゃないの?
    世界的にはまったく無名だから倒しても意味無いし、試合は問題が多くてリスキー過ぎる。
    相手がいなくて当たり前。

  2. 行くぜ!格闘少女! より:

    昨日、アディダスのイベントに行ってきました。小関選手に記念撮影をお願いしたら、快諾してくれました。試合内容には問題が多いようですが、イチアスリートとして頑張ってもらいたいと思いました。

  3. より:

    今までは「小関が強い挑戦者から逃げている」というイメージでしたが
    ここまで来ると「まともな選手で小関と対戦したい選手がいない」という線も
    考えないといけないかもしれませんね。

    前者なら陣営の勇気の問題でどうにでもなるけど
    後者の場合どう打開すればよいのやら。

  4. g1j2p5i5 より:

    お早うございます    俺もボクレコで相手を見た時 唖然としました   QRさんの記事で 元暫定王者だったことに気づきました

    海外防衛や年間試合数(予定)は評価できるのですが・・・
    WBCや青木ジムに「正義」という言葉 知っているか一度聞いてみたいですね笑

    髪型やTシャツといった日本人定番のスタイルとは裏腹に関係者の間では評判がいいみたいですね   かえって某ライバル王者のほうが逆らしいです   どこがいいのか一度詳しく聞いてみたいですね笑

  5. queens of the ring より:

    みなさん、コメントありがとうございます!
    この問題の一番大きな部分はWBCさんの体質にありますよね。
    彼らはお金(認定料)さえもらえればどんな試合でも世界戦に認定してしまいます。
    小関選手に実際に会ったひとからはいい印象を聞きます。反対に悪い噂を立てられている選手もいます。
    でも、それとこの問題は分けておきましょう。
    むかし、個人的によく知ってる選手たちが人格面でよく評価されたり反対に悪くいわれたりしたのを間近で見ました。そのほとんどがまったく事実と違いました。
    というわけで、わたしたちは観客席視点でしか格闘技は見ません。
    言えるのは、ジムや団体はちゃんとしてね、選手は頑張ってね、ということです。
    るさん御指摘の問題は、世界戦の要件を満たす挑戦者を見つけられない世界王者は、本来はベルトを返上するか団体がベルトを剥奪するかなんですけど、青木さんもWBCさんもそういうことはしませんからね。解決策は無いでしょうね。

  6. 次元 より:

    解決策はないでしょうって、アンタねw
    まあ、そうかもしれないけど。

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