KickBoxing
２０１４年３月１６日（日） 東京 新宿ＦＡＣＥ
Krush-EX 2014 vol.1
メインイベント Krush女子王座決定戦 ５１Ｋｇ２分３Ｒ延長１Ｒ
朱里 しゅり（WNC／ボスジム）
ＶＳ
林美久 はやしみく（バンゲリングベイ・スピリット）
新設されたKrush女子王座の決定戦、赤コーナーは朱里選手。プロレスラーでありながらキックの王者になるという希望が現実のものになるのでしょうか？
青コーナーは林美久選手。２０１２年の初対戦で朱里選手に判定で敗れている林選手にとって、この一戦が待ちに待ったリベンジマッチ。
第１ラウンド 両選手への声援の中、朱里選手はパンチをメインに戦闘開始。
これに対して林美久選手は前蹴りあるいはローキック。朱里選手は思うように入って行けません。
強引に前進する朱里選手に手数を惜しまず対抗する林選手。ラウンドが終了すると二人とも高く手を挙げて自分の優勢をアピールしながらコーナーに帰りますが、この回は互角でしょう。
第２ラウンド この回になると林美久選手がキックにパンチを交えて出て来ます。
左右のミドルキックで攻勢をかける林選手。
それでも朱里選手は下がらないどころか、自分から距離を詰めて来ます。バックハンドブローは命中しませんでしたが、体ごと押し込むように前進して右ストレートを見舞う朱里選手。
けれども、林選手もゆずらない。ラウンド後半にはジャブ、右オーバーハンドがなどで連続ヒットを奪い、継続的にプレッシャーをかけ続けます。
第３ラウンド ついに最終回。引き続きプッシュキックで朱里選手の前進を阻みながらパンチを叩き込む林選手。
リーチにまさる林選手が中間距離をうまく支配して手数でも命中率でも優位。
ところがラウンド後半、これまで直線的な動きだった朱里選手が、サイドに回り込む動きで林選手の攻撃線をはずしてパンチ。これを契機に重いラッシュで林選手を襲います。
右ストレート、ヒザ蹴り、さらにはバックキックまで繰り出して逆襲に転じた朱里選手。
林選手はヒザ蹴りから右ストレートのつないで迎え撃ちます。激戦の中に響き渡るゴング。試合終了です。
しかし、判定がむずかしい試合になりました。このままでは林選手かなという流れをラストラウンドの朱里選手の猛攻がどこまで塗り替えたのでしょうか？
判定は１者が朱里選手支持、２者が引き分けで１－０のドロー。延長ラウンドに突入です。
延長ラウンド 開始１０秒過ぎ、朱里選手は林選手の蹴り終わりを狙って右のストレート。これをもらった林選手はよろけながら２、３歩バックステップ。ダウンはまぬがれたものの明らかに効いてます。
必死に打ち返す林選手に朱里選手がヒザ。
すべてを決する延長戦では爆発的な攻撃が必要ですが、ダメージのせいか林美久選手の手数が少ない。
と思っていると朱里選手がヒザ蹴り。キックで応戦する林選手にパンチを見舞ってのしかかり、さらにヒザを入れる朱里選手。
Ｋ１とは違い、相手を両腕でホールドしない限り（片腕を引っ掛けている態勢であれば）何発でもヒザを連打してもいいのがKrushルール。
朱里選手に上半身を押さえつけられたままいつまでもヒザをくらい続ける林選手にレフリーがダウンをコール。
カウントエイトで試合はリスタートされましたが、のこっていた時間はわずかに１０秒。
延長判定はジャッジ全員の支持を受けて朱里選手。
メインイベント ５１Ｋｇ契約 ２分３Ｒ延長１Ｒ
○朱里 しゅり（WNC／ボスジム）
延長判定３－０
×林美久 はやしみく（バンゲリングベイ・スピリット）
延長判定で朱里選手が勝利。新設されたKrush女子王座を獲得しました。
（本戦１－０ドロー）
（延長ラウンドに林美久選手ダウン１）
On March 16 at Shinjuku FACE in Tokyo Japan,
Shuri Kondou won over Miku Hayashi by extra round unanimous decision.
The two were fighting for Krush -51kg title .
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