Boxing
2016年3月19日(土)メキシコ トルーカ
WBCライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 イベス・サモラ (メキシコ)
VS
挑戦者 安藤麻里 あんどうまり(フュチュール)
来たる3月19日、WBCライトフライ級王者イベス・サモラ選手(メキシコ)が6回目のタイトル防衛戦をおこないます。
2013年に後楽園ホールでの王座決定戦でタイトルを獲得してからもう3年になるんですね。
その間にやぶってきた挑戦者にはエイヴァ・ナイト選手(アメリカ)やエスメラルダ・モレノ選手(メキシコ)、ジェシカ・チャベス選手(メキシコ)という蒼々たるビッグネームが名を連ね、素晴らしい防衛記録となっています。
この強豪王者に挑むのは、フュチュールの安藤麻里選手。過去に世界2階級で戴冠していますが、ここ3年は3勝4敗と負け越し中。安藤選手は手数も多く、きれいなコンビネーションも打てるのですが、残念ながらパンチが軽く、それが勝てない理由だと思います(KO勝ちは過去5回ありますが、ほとんどタイ人相手なので参考になりません)。
しかし、今回は安藤選手は階級を上げてライトフライ級での挑戦。ライトミニマム級時代と比べれば2kg以上の増量ですので、これを全部打撃の筋肉にすることが出来ればかなりのパワーアップが期待出来ます。あの連打にパワーが加わればどんなに強力でしょうか?
ところが、このタイトルマッチの開催地は敵地メキシコ。それも、標高2500mのメキシコシティよりも、さらに150mも高いトルーカという都市での対戦なんです。
これは、北アルプスのてっぺんで戦うようなもの。勝つ負ける以前に高山病になってしまう可能性もある過酷な現場ですね。
整理しますと、
1 敵は強い。
2 筋肉増量でパワーアップ出来る。
3 非常識なほどの高地での対戦。
ということで、不利な条件が多いように見えますが、3に関しては充分に高地対策が出来れば克服も可能。増量でしっかりと筋肉系をビルドアップして緑のベルトを持ち帰ってもらいたいです。強敵に勝てば世界的な評価も得られます。安藤選手、がんばってください!
イベス・サモラ(WBCライトフライ級王者/メキシコ)29戦24勝5敗9KO
安藤麻里 あんどうまり(元WBAライトミニマム級王者/前WBCミニフライ級王者/フュチュール)20戦12勝8敗5KO
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