Muay Thai
２０１６年２月６日（土）タイ バンコク タイカルチャーセンター
R-1 ONE ROUND KNOCKOUT
バンコクで『ムエタイの日』におこなわれた１ラウンド制のトーナメント、女子のふたつめの準決勝はドイツ対スウェーデンです。
準決勝
ムエタイ ５７kg 特別ルール ３分１Ｒ
ディララ・イルディス（ドイツ）
ＶＳ
テレサ・ヴィンテルマイア（スウェーデン）
赤コーナーはドイツのディララ・イルディス選手。マレーシアでミリアム・サボット選手と戦ったり、タイでいくつものイベントに出たり、ここ数年アジアで活発に試合をしている選手です。
ムエタイエンジェルスで有名なテレサ・ヴィンテルマイア選手。女子の国際イベントには欠かせない存在ですね。大会全体をテレビの生放送にキッチリ収めなければいけないという関係上、いつもは丁寧に舞うワイクルーもこの日は超高速（笑）。
レフリーはプーラホン・シッヂャーデーン選手。彼女は試合体重が６０kgオーバーで、ここにいる４選手とは階級が違うため、残念ながらこの大会では選手じゃなくてレフリーに。そろそろ彼女の試合も見たいところです。
いつものムエタイとは違って首相撲無し、守備的なファイトも禁止という特別ルールのため、ふだんは定石にどうりに慎重に試合に入る両選手も最初からバチバチと突撃ファイトに出ます。
しかし、本職がＫ１ではなくてムエタイのふたりですから、距離が近付けばどうしても組み合ってしまいます。首相撲禁止なので本来はすぐに引き離さなければなりませんが、プーラホンレフリーは２～３秒見てから止めます。
イルディス選手のハイキック。これをしっかりと見てかわすヴィンテルマイア選手。
このキックもターゲッットに届かないイルディス選手。
通常の試合では一発、二発の蹴りがそんなに判定には影響しないと思いますが、なにしろたった１ラウンドですべてを決める特殊ルールのため、このヒットORミスが結果にどう出てくるでしょうか？
組んではブレイクされてリスタートの打撃戦、組んではブレイクされて・・・というパターンが何回も続きます。
押して行く圧力はイルディス選手ですが、
正確性ではヴィンテルマイア選手でしょうか。
しかし、終盤はイルディス選手の攻撃も正確さを増し試合は分からなくなっていきます。いずれにせよ僅差の勝負でしょう。
３分間が終了。健闘を称え合うふたり。
判定はテレサ・ヴィンテルマイア選手。決勝ではチョンマニー選手が待っています。
準決勝
ムエタイ ５７kg 特別ルール ３分１Ｒ
×ディララ・イルディス（ドイツ）
判定
○テレサ・ヴィンテルマイア（スウェーデン）
6th February 2016 at Thai Culture Center in Bangkok, Thai
R1 Four Women 57kg One Round Knock Out Tournament
Semi Final
Teresa Wintermyr (Sweden) won over Dilara Yildiz(German) by decision.
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