KickBoxing
2015年10月24日(土)中国 陕西省スポーツ研修センター
CFC中国真功夫 56kg級 2分3R
ハガー(エジプト)青
VS
ジャオ・シュイナ(中国)赤
『武林風』の成功のあと、中国には無数の格闘技大会が生まれましたが、その多くの運営が軌道に乗って盛況を呈しています。この『CFC中国真功夫』も2013年の旗揚げ以来、順調に続いている団体です。
CFCはキックやパンチに加え、瞬間的な掴みからの投げや倒しも認めた散打ルールで、ヒジ打ち、ヒザ蹴りは禁止、試合時間は男子も女子も2分3ラウンド。ノーロープ円形リングを採用しています。
この団体は『武林風』や『クンルンファイト』に比べると女子の試合の比率が低かったのですが、どうも最近このジャオ・シュイナ選手をCFCの女子エースとしてプッシュしはじめたようです。散打では名が知られた選手みたいですね。
対戦相手はエジプトのハガー選手。散打では国際的に実績があるようですがまだ18才の選手。この試合では「ハガー」としか紹介されていませんが、各種武術大会で好成績を残しているハガー・モハメド・エルサイド・ファラハット選手と同一人物のようです。
試合は、ジャオ・シュイナ選手がハガー選手のキックとパンチで鼻に裂傷を負いながらも、投げとタックルからの倒しなどでポイントを重ねて判定勝利。
余談ですが、ハガー選手は中国武術の演舞などではふつうのカンフー着で、髪の毛も露出しているのですが、この大会ではイスラム伝統のヒジャブをかぶり、手足もしっかり隠していますね。
一見、暑苦しそうで気の毒に思えるヒジャブですが、ほかの大会ではかぶらないのにこの中国での大会ではかぶっているのは、もしかしたらエジプト女性としてのアイデンティティのアピールでしょうか。
最近では、若い女性の間で積極的にヒジャブを着用するのがトレンドらしく、ユニクロさんなんかもヒジャブコレクションを発表しておしゃれなヒジャブの販売に力を入れているようです。
この動画の、エジプト女性のヒジャブとヘアスタイルの100年の変遷が面白いですよ。→https://youtu.be/b_x_mhNgbt0
CFC中国真功夫 56kg級 2分3R
×ハガー(エジプト)青
判定
○ジャオ・シュイナ(中国)赤
ジャオ・シュイナ選手の判定勝利
24th October, 2015 in Shaanxi, China
CFC [Chinese Kungfu Sanda]
-56kg Xuna Zhao defeated Hager [Mohamed Farahat ? from Egypt] via decision.
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