Muay Thai
2016年4月13日(水)タイ バンコク ポム・プラ・スメン
WOMEN’S THAI BOXING WORLD CHAMPIONSHIP II
第8試合 (TV放送 第3試合)
WMCムエタイ57kg級世界タイトルマッチ 2分5R
王者 ペッターピー(タイ)赤
VS
挑戦者 テレサ・ヴィンテルマイヤー(スウェーデン)青
赤コーナーは昨年12月のこの大会で勝利してWMC57kg級世界チャンピオンになったペッターピー・モー・クルンテープトンブリー選手。
彼女の名前の後ろ半分は「クルンテープトンブリー大学所属」という意味。つまり大学生です。
この大学にはスポーツ経営学科があって、学内にジムもあります。現役のプロ選手として活躍しながら大学卒業が出来るので、ここの選手は多いみたいです。いろんなところでこの学校の名前を見ますよね。バンコクトンブリー大学というのもこの大学のことです。
青はスウェーデンのテレサ・ヴィンテルマイヤー選手。『ムエタイ・エンジェルス』以来ビッグイベントにはかかせない選手としておなじみですね。
↓ 動画 ↓
試合はゆったりとした立ち上がり。お互いの腕をためすように、技を出し合う二人。
しかし、第2ラウンド以降、試合は白熱。ペッターピー選手のガッシリした脚から繰り出す蹴り技はなかなかの重さがあります。
ペッターピー選手の蹴りは重く、首相撲はしつこく、パンチは思い切りよく、ヴィンテルマイヤー選手は反撃の糸口が見えません。中盤以降ズルズルと押され続ける試合展開。
最後まであきらめないヴィンテルマイヤー選手は、試合終盤、再三首相撲を仕掛けますが思うような組み方をさせてもらえないまま試合終了。
判定でペッターピー・モー・クルンテープトンブリー選手が勝利。王座の防衛に成功しました。
最近はカナダ、中国、オーストラリアなどの選手からパワープレイを仕掛けられ、技巧派が主流となっているタイ女子軍団としては苦しい展開も多いのですが、ガッシリとした体躯から重い攻撃を繰り出すペッターピー選手のようなタイプは本当に貴重な戦力と言えます。
決して身長は高くはないので外国人相手にパワー一辺倒の勝負は出来ませんが、安定した体幹と、粘り強いファイトスタイルを生かせば、ムエタイ王国防衛の中心となる選手だと思います。がんばれ、ペッターピー選手。
第8試合 (TV放送 第3試合)
WMCムエタイ57kg級世界タイトルマッチ 2分5R
◯王者 ペッターピー(タイ)赤
判定
×挑戦者 テレサ・ヴィンテルマイヤー(スウェーデン)青
ペッターピー選手が判定勝利で同王座を防衛。
13th April 2016, at Pom Pra Sumen in Bangkok
Women’s Muay Thai World Championships II 2016
WMC 57kg title
Champion : Pethtapee Bangkok Thonburi University(Thai)
vs.
Challenger : Teresa Wintermyr(Sweden)
Pethtapee won over Teresa Wintermyr by Decision.
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