観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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WBO女子世界ミニフライ級王座決定戦 江畑佳代子 VS 塙英理加 ほか Dangan Ladies Vol.5 結果 ボクシング女子

 Boxing

2017年5月19日(金)東京 後楽園ホール
Dangan Ladies Vol.5

 この大会は残念ながら現地に行けませんでしたので結果の記載にネット観戦の感想を加えただけですが、みなさん、ボクシング・レイズ(boxingraise)さんの無料キャンペーンに応募すれば、この大会は全部ネット配信で見られます。それだけじゃなく、去年から現在までの男女合わせて400試合以上が何度でも見れますよ。

 ですから、この記事は読まないですぐにボクシング・レイズさんに登録しましょう。ボクシングは読むんじゃなくて、見る方が絶対いいですから。ネット配信で見ましょう。


2017_0519_danganladies05_web第8試合 WBO女子世界ミニフライ級王座決定戦
江畑佳代子 えばたかよこ(ワタナベ)
判定 3-0
×塙英理加 はなわえりか(UNITED)
江畑佳代子選手の判定勝利

 江畑選手が前王者の池原シーサー久美子選手(フュチュール)に挑戦した時、ちゃんとまともな判定だったら江畑選手はその試合ですでに王者になっていて、本来この試合はなかったハズのもの。勝たせてもらった池原選手がそのあと自己都合で引退してしまったので、前のインチキ判定の埋め合わせみたいな形で組まれたのがこの試合(だと思います)。

 そんなトホホな経緯の試合ではありますが、内容的にはこの日のベストマッチ。江畑選手といえば、いつも挑戦者で攻撃的なファイトをする立場にいましたが、この日は経験の浅い塙選手が対戦者でしたので、相手の攻撃を見て反撃するスタイル。これがうまく機能して、彼女の違う面を見られる試合となりました。

 塙選手も動き自体はよく、ちゃんとディフェンスに意識を置きながら、攻め重視の小気味いいボクシングで、負けたとはいえ良かったです。経験と体格で優位な相手に健闘しました。

 世界的には、このミニフライ級(日本人世界王者2人)とアトム級(日本人世界王者3人)は、階級としてはきちんと存在が認識されておらず、まったく人気が無いため、海外から有力な挑戦者が来たり、海外に防衛に出向いたりということは、まず無いでしょう。

 一方、同じ階級に日本人の世界王者がかぶっている現状は、王座の権威という意味でまずいです。

 というわけで、出来もしない外国人選手の招へいを考える前に、まず、国内の同級の世界王者と統一戦をして、ひとりの王者が複数のベルトを持つ体制にすることが急務と思われます。WBCミニフライ級王者黒木優子選手(ユーケーオー)と江畑佳代子選手の二団体王座統一戦は必ずやってほしいです。世界一はひとりじゃなきゃおかしいじゃないですか。だから、やってください!お願いです!!

第7試合 ライトフライ級8回戦
チャオズ箕輪 ちゃおずみのわ(ワタナベ/OPBF東洋太平洋フライ級王者)
TKO 第2ラウンド
×ソーンサワン・サラカーンジム(タイ)
チャオズ箕輪選手のTKO勝利

 新聞記者さんが「難敵」と書いたタイ人さん、2回途中までしかもちませんでした。だって、素人のバイトさんですからね(苦笑)。まー、メディアのウソはいつものことですが、箕輪選手、今回も雑。初回から顔面狙いの大振りで、デビュー戦と別のひとみたいなボクシング。ボディどこいったんですかー?こんな内容ならほかにいくらでも出来るひといますよー。

第6試合 ミニフライ級 4回戦
×武藤美希子 むとうみきこ(角海老宝石)
判定 0-3
小村楓香 こむらふうか(グリーンツダ)
小村楓香選手の判定勝利

 関西のスター候補、小村楓香選手が後楽園ホールに初登場。いい選手ですね。無理押しじゃ無くてちゃんと打ち分けるクレバーなボクシング。武藤選手は基本のしっかりしたボクサーなんですけど、スピードと確実性で小村選手が大差判定勝利。

第5試合 スーパーバンタム級 4回戦
×田中智沙 たなかちさ(勝又)
判定 0-3
緑川愛 みどりかわあいら(船橋ドラゴンジム)
緑川愛選手の判定勝利

 田中智沙選手はガードを意識してはいるんですが、それでも緑川選手のフックがなんども直撃するのは、緑川選手がフックの前にボディを散らしているから。ナイスボクシング。

第4試合 スーパーフライ級 4回戦
梅村飛鳥 うめむらあすか(レイスポーツ)
TKO 第4ラウンド
×大関沙織 おおぜきさおり(EBISU K’s BOX)
梅村飛鳥選手のTKO勝利

 いわゆるモデル系ボクサー、大関沙織選手のデビュー戦。モデル系の人ってリーチが長く、顔が小さく、ほんと打撃系格闘技では中間距離で有利なんですが、梅村飛鳥選手は相手のその利点を潰そうと果敢に飛び込んで密着ファイト。これが功を奏してペースを握りました。

第3試合 48kg契約 4回戦
モンブランみき(reason)
TKO 第3ラウンド
×金子晴子 かねこはるこ(ランド)
モンブランみき選手のTKO勝利

 打ち方やタイミングがそっくりなふたり。ボコン、ボコンとパンチでのけぞりながらちょっとスローな打ち合い。先にいいのを効かせたモンブランみき選手の勝利。

第2試合 ライトフライ級 4回戦
鈴木なな子 すずきななこ(ワタナベ)
判定 3-0
×児玉このみ こだまこのみ(岐阜ヨコゼキ)
鈴木なな子選手の判定勝利

 両者1999年生まれのダブルデビュー戦。ふたりともいいですが、特に鈴木なな子選手がすばらしい。ワタナベジムさん、有望選手いるんですね。このひとにはカマセ使わないでちゃんと試合させてね。ほんとに!まじで!

第1試合 ライトフライ級 4回戦
×内藤チサ ないとうちさ(吉祥寺鉄拳8)
判定 0-3
鈴木菜々江 すずきななえ(シュウ)
鈴木菜々江選手の判定勝利

 第1試合にふさわしい熱戦。両選手とも力量的に釣り合っていて面白い試合になりましたが、キャリアの差のぶん、鈴木菜々江選手のほうがしっかり打っていてポイントになりました。

江畑佳代子 えばたかよこ(ワタナベ)18戦11勝(うちタイ人6)7敗2分6KO(うちタイ人3)
塙英理加 はなわえりか(UNITED)8戦7勝1敗(うちタイ人2)2KO(うちタイ人1)
チャオズ箕輪 ちゃおずみのわ(ワタナベ/OPBF東洋太平洋フライ級王者)4戦4勝(うちタイ人2)2KO(うちタイ人2)
ソーンサワン・サラカーンジム(タイ)
武藤美希子 むとうみきこ(角海老宝石)7戦2勝(うちタイ人0)5敗
小村楓香 こむらふうか(グリーンツダ) 4戦4勝(うちタイ人1)
田中智沙 たなかちさ(勝又)7戦1勝(うちタイ人0)6敗1KO(うちタイ人0)
緑川愛 みどりかわあいら(船橋ドラゴンジム)1戦1勝(うちタイ人0)
梅村飛鳥 うめむらあすか(レイスポーツ)2戦1勝(うちタイ人0)1敗1KO(うちタイ人0)
大関沙織 おおぜきさおり(EBISU K’s BOX) 1戦1敗
モンブランみき(reason) 1戦1勝(うちタイ人0)1KO(うちタイ人0)
金子晴子 かねこはるこ(ランド)3戦3敗
鈴木なな子 すずきななこ(ワタナベ)1戦1勝(うちタイ人0)
児玉このみ こだまこのみ(岐阜ヨコゼキ)1戦1敗
内藤チサ ないとうちさ(吉祥寺鉄拳8)2戦1勝(うちタイ人0)1敗
鈴木菜々江 すずきななえ(シュウ)6戦4勝(うちタイ人0)2敗1KO(うちタイ人0)

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