観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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「ジャブが打てる」「ショートが打てる」とはこういうこと ルルデス・フアレス VS カンディ・サンドバル フライ級 ノンタイトル8回戦 ノーカット動画 ボクシング女子 

2018年12月8日(土)メキシコ

フライ級 8回戦
ルルデス・フアレス Lourdes Juarez(メキシコ女子フライ級王者/メキシコ)
VS
カンディ・サンドバル Kandy Sandoval(メキシコ)

 日本の女子プロボクシングって、ジャブ打てない or ショート打てないひと多数で、それでも東洋チャンピオンぐらいには成れてしまうので、うっかり「ボクシングにはジャブもショートもいらないんじゃないか」と錯覚してしまうわけですが、やっぱりジャブやショートは打てる方がいいんだなあと、この試合を見て思い出しました(笑)。

 素晴らしいですね、ルルデス・フアレス選手の戦い方。惜しみなく放つ先制ジャブによって試合のペースを握り、的確なショートによって相手の強引な攻めを跳ね返すルルデス選手。156センチという日本女子と比べても小さい体格ながら、本来はバンタム級のサンドバル選手からダウンを奪ってみせるハイレベルな内容。

 基本的な技術がしっかりしているとこんなにカッコいいんですね。こういうのがプロボクシングです。

 ルルデス・フアレス選手は素晴らしい技術とハートを持ち、5年戦って29戦26勝の好成績を収めながら、いまだにメキシコ国内タイトル以上のチャンスはもらえていないんです。きびしい世界です。

 一方、日本では「プロ戦績わずか1戦、ショートが打てないので近づくと全部クリンチ」という低レベルな選手を簡単に東洋王者にしてベルトを与えています。とても同じ競技とは思えません。

 もちろん、ちゃんとした東洋女子王者、日本女子王者もいますが、困ったことにインチキ女子王者たちの図々しいアピールのほうをメディアは載せるんですよね。

 恥ずかしいですよ。ほかの国に対しても、ほかの競技に対しても。こんなに簡単にチャンピオンになれてしまうスポーツって日本の女子ボクシング以外に無いでしょう。

 「最速でチャンピオン」? 安っぽいですねー。

フライ級 8回戦
○ルルデス・”ペケーニャ・ルル”・フアレス(メキシコ)
判定 3-0
×カンディ・サンドバル(メキシコ)
ルルデス・フアレス選手の判定勝利
(カンディ・サンドバル選手は第6ラウンドにダウン1)

ルルデス・フアレス(メキシコ)29戦26勝2敗3KO1無効試合
カンディ・サンドバル(メキシコ)22戦10勝12敗2KO

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