新型肺炎の上陸が確実と言われている一方、ネット上では「マスクは無意味」「マスク業界の陰謀（役に立たないマスクを売りつけている）」などという言葉が飛びかっています。
「コロナウィルスは非常に小さくてマスクを通り抜ける」というのがこの説の根拠のようですが、どのマスクでも通り抜けるわけではありません。
まず、昔ながらのガーゼマスクは簡単に通り抜けます。しかし、最近の主流になっている不織布のマスクで、「PFEの基準をクリア」しているものならウィルスでも通ることはできません。
「PFEの基準をクリア」とは、粒子径0.1μm（マイクロメートル）の物質を遮断するという意味です。
コロナウィルスの粒子は0.08〜0.1μmと言われていますが、実際には環境中のチリやホコリ、水分などと吸着しあってかなり大きな形で存在していると考えられます。ですから、0.1μmの物質を遮断する能力のあるマスクなら十分予防に役に立つのです。
PFEの基準をクリアの表示のあるマスクを購入して適切に使用すれば「無意味」ではないのです。
また、ウィルスは鼻や喉が乾燥すると通りやすくなってしまうのですが、マスクで鼻と口を乾燥から守ることも出来ますので防御効果も上がります。
しかし、マスクのパッケージなどに書いてある「９９パーセントカット」などの言葉は理論上の話であり、実際はマスクを顔に密着させなかったり、顔に合わない形のマスクを使用したりすればもっとずっと遮断効果は下がるのです。ですから、マスクを過信せず、きちんと用法を守って使いましょう。
しっかり栄養と休養と水分をとって体力を保ちましょう。
マスクを賢く利用して自分を守りましょう。
★新型コロナウィルスは感染経路が不明と言われていましたが、飛沫感染であることが判明したそうです。つまりPFEはもちろん、その下のVFE基準のマスクでも防げるということです。
また、飛沫が手などに付く可能性もありますので、外出から帰ったら手と顔を洗いましょう。
外出時はマスクを着用しましょう。（２８日追記）
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