観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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『ファイティングガール』ボクシング・ビジネスに殴り込んだ女 ジャッキー・カレン

 Boxing

against the ropes
 メグ・ライアンさんが、彼女としてはめずらしく、実在の女性を演じている映画。その女性とは、ボクシング界の名物マネージャー、ジャッキー・カレンさん。

 カレンさんは、ボクシング一家で育ち、小さいときからボクシングが大好き。当然のようにボクシング周辺の仕事につきましたが、電話の取り次ぎや、お茶くみ(アメリカなのでコーヒーですが)ばかりでおもしろくありません。

 ある日、偶然にも格闘センスあふれる一人の青年に出会い、彼をプロボクサーとして売り込む野心が芽生えます。そして・・・というストーリー。90年代のスーパースターで「全階級で最強の一人」とも言われたジェームス・トニー選手とジャッキー・カレンさんの実話をもとにした物語です。

 ボクシングシーンというよりも、アメリカのボクシング界の舞台裏がわかって色々おもしろいです。セコンド以外の人がリングに上がってきたりとか、妙なシーンもありますが、一般向け映画のご愛敬ということで。

 実際のカレンさんは家庭の主婦兼ボクシング・マネージャーでしたが、映画では独身の設定になっているなど、細部はフィクションです。しかし、カレンさんのど派手な服装の趣味は、ジャッキー役のメグ・ライアンさんが忠実に再現しています。

 このDVDには特典映像として実際のジャッキー・カレンさん本人も登場していますので、興味のある人はレンタル屋さんなどで是非どうぞ。

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コメント

  1. zebra より:

    ジャッキーカレンのアメリカンドリーム・・・でも それは周囲の信頼があっての賜物 (zebra)

    2012-03-19 20:38:33

    DVDでみました

     メグライアン演じるジャッキーカレン 男社会だったボクシング界にマネージャーとしてのしあがっていきましたね。

     >ある程度成功を収め、マスコミが注目し、町の誰もが彼女の名前を知りはじめた頃に見せる、俄成功者としての表情が、いかにも醜く、これまでの映画でメグ・ライアン見せたことのなかった表情なのだ。

     ボクが注目していたとこです。ルーサーがボクシングでのしあがっていくにつれて ジャッキーも舞い上がって周囲がみえなくなっていったところが 人間の弱さだナァ~って・・・

     はじめのころはボクシングマネージャーとして 自分に好意を持っていた地元キャスターに ルーサーの宣伝とひきかえに独占報道を約束していたのに ルーサーが脚光を浴びてから メジャースポーツのキャスターに インタビューやコメントさせたり

     彼女が才能を見出した ルーサーにだって 練習にはそばにいて見守ってほしいのに ボクシングとなんら関係のない宣伝のために不在だったり 試合直前の報道者を入れるのはNGなのに コメントや撮影をさせるために控え室に入れたり・・・

     そりゃあ、彼女を信頼していた 地元キャスターやルーサーが 「なんだよぉ!!!どういうことだ!!」って 怒るのは あたりまえだよ(`Щ´)  

     メジャースポーツTVで自分のVTRでの姿に自分じゃなくなって 独善的になったことに気づいて 彼らに謝って和解したのは 初心忘れるべからずをみせたな~

    成功は男女に関係なく 自分ひとりで成し得れない。 
    アメリカンドリームは 周囲の信頼があっての賜物だと感じました。

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