Boxing
2009年3月17日(火) 後楽園ホール
第31回 フェニックスバトル
第1試合 アトム級4回戦
○宮尾綾香(大橋)
判定3-0
×伊藤まみ(イマオカ)
1回、両者の応援コール渦巻く中で、開始のゴングが鳴ります。リングを時計回りにサークリングする宮尾選手を、ボディー攻撃で止めようと狙う伊藤選手。しかし、足のいい宮尾選手はこれをスルッとかわす。伊藤選手は両腕で「カモン、カモン」のジェスチャー。
ワン、ツー、スリーと打ちながら踏み込む伊藤選手。ここでふたりの前頭部が激突。レフリーが試合を止めて宮尾選手にドクターチェック。
再開後、前進する伊藤選手に宮尾選手のジャブが当たり始めます。
2回、このラウンドも、引き続き宮尾選手の左がよく当たります。伊藤選手は何度かのけぞるパンチをもらい、終盤にはフック、アッパーも被弾。
3回め、ハッキリとアウトする宮尾選手をどうしても捕まえたい伊藤選手は、もつれてブレイクになるところで焦りのためか宮尾選手の後頭部にラビットパンチ、レフリーから注意。その直後、伊藤選手の左がクリーンヒット、顔が天井を向いてしまった宮尾選手は、伊藤選手の左腕にしがみついて、お客さんから「ホールドだろ」の声。両者の必死さで混沌としてきました。
最終回、追いかける伊藤選手を絶え間なく左を打って寄せつけない宮尾選手。
しかし、その隙を縫うように、右フックを当てる伊藤選手。そして、ついに宮尾選手の顔面を、伊藤選手の左右が連続でヒット。クリンチでしのぐ宮尾選手。
終了前には、ジャブの連続ヒットとアッパーでポイントをかせいで、宮尾選手が逃げきりました。
判定は3-0で宮尾選手が勝利。宮尾選手のボクシングは、とにかく左が休まずに出ていたのが印象的でした。
上位ランクの対戦相手を乗り越えたことで、宮尾選手のランクアップは間違いないでしょう。面白い試合でした。もっと長く見たいので6回戦ならよかったと思います。
今日の結果、両者の戦績は以下のようになりました。
WBC世界アトム級14位
OPBFアトム級7位
宮尾綾香 みやおあやか(大橋) 12戦7勝4敗1分
WBC世界アトム級6位
OPBFアトム級4位
伊藤まみ いとうまみ(イマオカ) 8戦5勝3敗
コメント
イマオカジム生です。当日応援に行かれなかったので試合の詳細を知れて感謝です。結果は残念でしたが…次回は応援に行こうと思います(もちろんイマオカジムのTシャツを着ていきます)
宮尾選手おめでとう。
難敵伊藤まみ選手を下すとはいよいよ本物かな。