観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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女子ボクシング WBA王者多田悦子の階級に暫定王者が誕生

 Boxing

wba2009年7月31日(金) トリニダード・トバゴ

WBAミニマム級暫定王者決定戦 10回戦
リア・ラムナリン(トリニダード・トバゴ)
9回終了負傷判定 2-1
×アナ・フェルナンデス(ベネズエラ)
スプリットの判定でリア・ラムナリン選手が勝利し、WBAミニマム級暫定王者に。
87-85、87-86、85-87

 WBAミニマム級10位リア・ラムナリン選手とWBA同級4位アナ・フェルナンデス選手の間で暫定王座決定戦がおこなわれ、地元トリニダード・トバゴのリア・ラムナリン選手が9回までの負傷判定で勝利し、暫定ながらWBAミニマム級のベルトを巻きました。

 試合そのものの評判は良いみたいですが、判定については異論が多く、地元のラムナリン選手の勝利がコールされると会場のお客さんから大ブーイングが起きたらしいです。

 『地元判定(ジモハン)』はボクシングにつきまとう黒い影ですが、地元選手の勝ちにもおかしいと思ったらブーイングを浴びせるトリニのお客さんは立派です。また、現地の報道も、判定の不公正さを伝えており、トリニのメディアも健全なようです。

 というわけで、WBAミニマム級には正規王者多田悦子選手と暫定王者リア・ラムナリン選手のふたりが並び立つことになりました。

 いずれは統一戦をしなければなりませんが、暫定王者を来日させるのはそう簡単ではないでしょうし、統一を後回しにしてお互いに防衛をかさねようとすれば、対戦相手を奪い合うことになります。やっかいなことになりました。

 今回の試合の結果、両選手の戦績は以下のようになりました。
リア・ラムナリン(トリニダード・トバゴ)17戦12勝5敗2KO
アナ・フェルナンデス(ベネズエラ)14戦10勝4敗7KO

前回記事 7月31日 王者多田悦子の階級に暫定王者が

8月3日追記 – – – – –
 以上のような記事を書いた翌日、次のような報道がありました。
WBA女子の暫定王座認めず=タイトル乱発を懸念-JBC その後、記事がウェブ上から無くなりましたので、以下にコピーを添付します。

WBA女子の暫定王座認めず=タイトル乱発を懸念-JBC
世界ボクシング(WBA)が暫定王座を乱発する動きを見せている問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)は、WBAの女子暫定世界王座を認めない方針を固めたことが2日、分かった。
WBAミニマム級王者の多田悦子(フュチュール)が、23日に初防衛戦を予定しているにもかかわらず、WBAは7月31日に同級の暫定王座決定戦を実施。JBCがこの件をWBAに問い合わせたところ「暫定王座戦は、(事実上)正規王者への指名挑戦者決定戦で、興行上の理由から暫定王座戦と銘打っている」とする回答があったという。
WBAは今後、女子の全階級に暫定王座を設ける見通しも示しているが、JBCの安河内事務局長は、WBAの女子暫定王座を日本国内では認めない意向。同事務局長は「興行上の問題もあるので、日本プロボクシング協会と話し合って、JBCの方向を分かってもらう」と話した。 

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コメント

  1. g1j2p5i5 より:

    管理人様 今晩は 深夜失礼致します 暫定論争ですが もはや話し合いだけではAやCは 襟を正しません JBCが女子ボクシングをスポーツや興行として発展させたいなら月並みですが脱退して 信用できる団体1つのみに加盟すべきです 私も本当に腹立だだしいです

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