Boxing
2009年12月2日(水) 後楽園ホール
カンムリワシファイト No.34
東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 菊地奈々子(白井・具志堅)
VS
挑戦者 ヤニー・ゴーギアットジム(タイ)
1回め 多田選手のWBA王座に挑戦した時のヤニー選手は、ガンガン突進してくるインファイタースタイルで通しましたが、今回はまったくその気配がありません。菊地選手が低い姿勢から接近戦を挑んでも、それには付き合わないでスッと距離を作るヤニー選手。
そうかと思えば突然打ち込んで来て、パッと離れるヒット&アウェイの作戦。これがなかなか鮮やかでヤニー選手の意外な一面がうかがえます。
2回、3回にも菊地選手は積極的に仕掛けますが、ヤニー選手は打ち合いには応えようとしません。
出てこないヤニー選手に菊地選手が「カモーン」のジェスチャア。
4回 ついに菊地選手のショットがヤニー選手をとらえはじめます。
5回、6回は、接近戦に持ち込んだ菊地選手がボディーショットを順調にヒット。
スタミナを奪われて足を使えなくなってきたヤニー選手はフォームが不安定になりバッティングが増加。
7回、8回は近い距離でのラフファイトの展開。激しい打ち合いです。
(8回にヤニー選手はバッティングで減点1)
9回 完全に足が止まり動きに正確性がなくなったヤニー選手に襲いかかる菊地選手。
ダウンこそありませんがヤニー選手は被弾するごとに動きがヨレてきます。最後は打撃フォームが保てなくなりパンチがすべてオープンブローに。
これ以上のヤニー選手の戦闘継続は無理と見たレフリーが試合をストップ。
東洋太平洋ライトフライ級王者 菊地奈々子が9回TKOで見事に王座を防衛しました。
東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 菊地奈々子(白井・具志堅)
9回TKO
×挑戦者 ヤニー・ゴーギアットジム(タイ)
9回レフリーストップTKOで菊地奈々子選手の勝利。
本日の結果により両選手の戦績は以下のようになります。
菊地奈々子 きくちななこ 15戦11勝3敗1分4KO
ヤニー・ゴーギアットジム 8戦6勝2敗
(戦績はJBC公認以前からのものです)
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