観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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女子キックボクシング J-Girlsワールドクイーントーナメント2009を振り返る

 KickBoxing

 『J-Girlsワールドクイーントーナメント2009』は大変いい大会でした。おもしろかったです

 QRでは各試合を簡単に書きましたけど、試合の実際については31日にテレビ放送がありますので、是非そちらを見てください。
J-GIRLS トーナメント決勝大会 スカイA sports+放送

J-girls
 今回の大会は、試合がなかなかハイレベルでした。まず、去年の優勝者シルビア・ラ・ノット選手が、さらに強くなっていました。一番になって油断することなく、さらに上を目指す。このひとは本物のプロですね。

 そして、WJCフェザー級タイトル戦に登場したジョアンナ選手をはじめ、今回の外人選手はみんなすばらしかったです。

 QRはファンとして選手の強さに最大の価値観を置いているので、今回のような実力派外国人選手のセレクトは大歓迎です。

 でも、J-Girlsさんのいままでの最大の功績は女子キックボクサーに試合の場を提供し続け、結果的に国内選手のレベルをここまであげてきた継続性でしょう。

 熊谷直子さん、藤山照美さんなどの女子キック、女子SBの黄金期が去ったあとは、国内の選手層が極端にうすくなってしまい、早千予選手、彩丘亜紗子選手、ノリコT選手などの世界トップ級の選手たちがいるにもかかわらず試合が組めない状況だったのが数年前の日本ですから、ワールドクイーントーナメントの定期開催は本当に夢のようです。

 2009年は、J-Girlsさんだけではなく、ライバル各団体が女子の試合に本気を見せ始めた年になりました。日本女子キック、女子ムエタイの復活の日はそう遠いことではないかもしれません。

 今後は、本当の意味で日本人女子選手がふたたび海外に名を馳せるようになるために、国際ルールの適用や、2分3ラウンド(計6分)ではなく、もっと多いラウンド、もっと長いラウンドの試合が増えていくのではないでしょうか。

 最後に、今回のトーナメントの運営面で特に良かったのはレフリングです。

 接触やクリンチなどの軽微なファールには極力目をつぶって試合の流れを切らないようにしていたのは大正解。こまかいファールでいちいち止めて試合をぶち壊しているJリーグの一部レフリーにも見習ってほしいくらいです。いい大会をありがとうございました。

 2010年は、女子キックボクシング、女子シュートボクシング、女子ムエタイの全面戦争の年になりそうです。より一層の盛り上がりに向けて、すべての選手、すべてのリングに期待します!!

トーナメント一回戦
J-GIRLSワールドクイーントーナメント2009一回戦 シルビア・ラ・ノット VS グレイシャア亜紀

J-GIRLSワールドクイーントーナメント2009一回戦 ヘオ・ソンボク VS 田中佑季

J-GIRLSワールドクイーントーナメント2009一回戦 エイミー・デイビス VS 安倍基江

J-GIRLSワールドクイーントーナメント2009一回戦 ヌシアン・ポー.プラムック VS 神村江里加

J-GIRLSワールドクイーントーナメント2009一回戦(リザーブ)ジョン・ヨンジュ VS 紅絹

トーナメント二回戦
J-GIRLSワールドクイーントーナメント2009二回戦 シルビア・ラ・ノット VS ヘオ・ソンボク

J-GIRLSワールドクイーントーナメント2009二回戦 安倍基江 VS 神村江里加

トーナメント決勝
J-GIRLSワールドクイーントーナメント2009決勝戦 シルビア・ラ・ノット VS 安倍基江

タイトルマッチ
J-GIRLS WJCフェザー級王者決定戦 ジョアンナ vs 佐々木仁子

J-GIRLSアトム級王座決定戦 山田純琴 vs Little Tiger

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コメント

  1. H・F より:

    格闘技関係に携わってる友人の話では、男子キックよりも盛り上がってるみたいです。今K-1や総合格闘技は観客動員数は満員とは言っても、以前のような盛り上がりではありません。注目選手がいない、カードが決まらない、決まったと思ったら試合順番が決まらない、先行き不安です。そう思ったら、女子格闘技は更に努力と工夫次第では、まだまだ伸びる可能性大です。来年は女子も政権交代する勢いで若手の奮闘ぶりを期待したいです。

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