観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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WBCスーパーバンタム級王者マルセラ・アクーニャ 防衛戦に勝利 女子ボクシング

 Boxing

2010年4月10日(土) アルゼンチン ブエノスアイレス

WBCスーパーバンタム級タイトルマッチ 10回戦
○王者 マルセラ・アクーニャ(アルゼンチン)
判定 3-0
×挑戦者 マリア・エレナ・ビシャロボス(メキシコ)
マルセラ・アクーニャ選手が判定勝利で王座防衛
98-92、98-92、98-93

アクーニャ vs ビシャロボス 1~2ラウンド(ストライプのコスチュームがアクーニャ選手)

 WBCスーパーバンタム級王者のマルセラ・アクーニャ選手(アルゼンチン)が、マリア・エレナ・ビシャロボス[ビラロボス]選手(メキシコ)を挑戦者に迎えての防衛戦は、ユナニマス・デシジョンにより王者アクーニャ選手が勝利しました。

 アクーニャ選手のおじいさんはペロン党(実話をモデルにしたマドンナ主演の映画『エビータ』に出てくるペロン大統領の政党)の活動家だったということで、アクーニャ選手自身も昨年のジャッキー・ナヴァ戦のあとにペロン党から市議会に立候補して当選しているようです。

 そのためにボクサーとしての活動を縮小し、WBAのほうの王座は返上、WBCの防衛戦もアリシア・アシュレー戦以来8ヶ月ぶりでした。

 今後はアルゼンチンの女子ボクシングをジェシカ・ボップ選手に託して自身は政治に集中すると言われていますが、今のところ引退の時期は未定だそうです。

 この階級での最強チャンピオンが引退してしまうのはものすごく残念ですが、アルゼンチンの人々がアクーニャ選手に政治家としての仕事を望むのなら仕方がないことなのでしょう。

 今回の挑戦者のビシャロボス選手は戦績だけを見るとアクーニャ選手への挑戦者としては力不足のようにも思われましたが、ファイティングスピリットにあふれる決してあなどれない相手でした。

 アクーニャ選手は初回から7回まではティグレッサ(メス虎)の愛称のとおりに激しく戦って相手を追いつめましたが、8回からはアウトボクシングで逃げ切った感じ。準備不足があったのでしょうか、終盤はちょっと疲れたようにも見えました。

3~5ラウンド
6~7ラウンド
8~9ラウンド
10ラウンド

 この結果、両者の戦績は以下のようになります。

WBCスーパーバンタム級王者
マルセラ・エリアナ・アクーニャ(アルゼンチン) 39戦34勝5敗16KO

マリア・エレナ・ビシャロボス(メキシコ) 9戦6勝3敗3KO

前回記事 WBA/WBCスーパーバンタム級統一王者マルセラ・アクーニャ 今度の相手は宿敵アリシア・アシュレイ

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