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WBA/WBOライトフライ級王者ジェシカ・ボップ カリーナ・モレノに勝って王座を防衛 女子ボクシング

 Boxing

2011年1月29日(土)アルゼンチン ブエノスアイレス

WBA/WBOライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)
3-0
×挑戦者 カリーナ・モレノ(アメリカ)
(100-91、99-91、98-92)

 WBA/WBOライトフライ級王者ジェシカ・ボップ選手が前WBCストロー級(ミニフライ級)王者カリーナ・モレノ選手を挑戦者に迎えた女子ボクシング軽量級頂上決戦は、息詰まるような接戦の末ジェシカ・ボップ選手が判定で勝利し、王座防衛に成功しました。


ジェシカ・ボップ(黄/白)vsカリーナ・モレノ(黒)フルラウンド

 いやあ、素晴らしいボクシングです。ほんのわずかの、あるかないか分からないくらいの優劣の「差」を争う緊張感ビリビリの10回戦。ポイント差ほどには実際の内容は単純ではないですね。ドラマチックな展開も豪快なダウンシーンもありませんが、これはボクシングファンをしびれさせる試合でしょう。

 難敵モレノ選手を相手に防衛を成功させた王者ボップ選手は試合後「次はスージー・ケンティキアン選手と戦いたい」と語ったそうですが、次々に強豪選手を指名するこの姿勢はまさにプロ中のプロ。

 スーパースターマルセラ・アクーニャ選手の後継者と目されているボップ選手は、その期待に応えるために本当に必死だということが伝わってきます。

 さて、ボップ選手に名前をあげられたケンティキアン選手ですが、今月予定されていた試合は中止となり次戦もまだ決まっていません。伝説のボクシング女王レギーナ・ハルミッヒ選手の後を継ぐケンティキアン選手は、いま色んな意味で苦しい時期のように見えます。

WBA/WBOライトフライ級王者
ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)14戦14勝5KO

前WBCストロー級(ミニフライ級)王者
カリーナ・モレノ(アメリカ)24戦21勝3敗6KO

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