ShootBoxing
2011年2月19日(土)東京 後楽園ホール
SHOOT BOXING 2011 - act.1 –
53kg契約 3分3ラウンド(延長無制限)
高橋藍 Ai Takahashi(シーザージム)赤
VS
サーサー・ソーアリー Zaza Sor Aree(タイ)青
2010年Girls S-cupでは準優勝に輝いた高橋藍選手。余裕たっぷりの入場。
対するサーサー・ソー・アリー選手はムエタイ王者のベルトを腰に巻いて登場。昨年はケイト・マルティネス選手(アメリカ)のパワフルなパンチの前になすすべなく打ち崩されての敗戦。今回の来日までにどれだけ弱点を克服して来たのかが注目されます。
RENA選手(及川道場)打倒をはっきりと宣言している高橋選手は、相手が誰であってもここで完勝してさらに実力をアピールしておきたいところ。
第1ラウンド 高橋選手はパンチを打ちながら接近しますが、サーサー選手は前蹴りで相手の前進を止め、すぐに首相撲に持ち込みます。
高橋選手はこれを嫌って投げにいきますが、空中で体を入れ替えてシュートポイントを防ぐサーサー選手。
サーサー選手はその後も執拗に首相撲を仕掛けて高橋選手の打撃をつぶし、倒れる時は相手をコントロールして体をあびせ、ラウンド後半に入っても首相撲でペースを握り続けます。これがムエタイなら高ポイントが期待出来ますが、SBルールではこのあとどうやって相手へのダメージにつなげるかがカギ。ヒザ蹴りに行くのか、それとも?
しかし、ラウンド終盤でヒザ蹴りに持ち込んだのは高橋選手。組みぎわにパンチをもらって甘くなったサーサー選手のクリンチ、そのすきを狙って巧みにヒザを打ち込みます。強烈なヒザの5連発が入ったところでラウンド終了のゴング。
第2ラウンド サーサー選手はこの回も組み付いていこうとしますが高橋選手がパンチの連打で抵抗。いったん首相撲をあきらめたサーサー選手は蹴りを見せますが、これをキャッチして高橋選手が右ストレート。
これを鮮やかに投げに切り返す高橋選手。シュートポイント1を獲得します。
劣勢になったサーサー選手は蹴りで攻めるのか首相撲にこだわるのかどっち付かずの状態となり、安易に組もうとしては真正面からパンチをもらってさらにリードを与えます。
課題とされているパンチのディフェンスがさらに甘くなり、ラッシュを受けてずるずる後退。ヒザの追撃をもらってついに崩れ落ちますがこれはスリップ判定。
しかし、直後にまたもやヒザを連発で被弾するのを見てレフリーはスタンディングダウンと認定。カウント9。
リスタート後、ミドルキックにあわせて高橋選手のパンチ、さらに組んでのヒザ蹴りラッシュが命中するとサーサー選手は青コーナー付近で2度目のスタンディングダウン。カウントが進んでもファイティングポーズをとる意思がないのを確認したレフリーが試合を止めます。
2ラウンド2分55秒、レフリーストップにより高橋藍選手のTKO勝利。高橋藍選手の強さは圧倒的でした。
サーサー選手は打倒SBを目指してさらにファイトスタイルを変えるのか、あるいはムエタイに専念して技を磨いていくのか、どっちにしても簡単な道ではありませんが若い選手なので今後に期待したいと思います。
53kg契約 3分3ラウンド(延長無制限)
○高橋藍(シーザージム)
2ラウンド レフリーストップ
×サーサー・ソーアリー(タイ)
高橋藍選手のTKO勝利。
(2ラウンドに高橋選手が投げによるシュートポイント1、 ダウン2回を獲得)
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