観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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激闘の再現ならず 三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ ボクシング女子

 Boxing

2011年4月21日(木) 東京 後楽園ホール
第36回フェニックスバトル

スーパーバンタム級 4回戦
三好喜美佳(川崎新田)赤
VS
東郷理代(山木)青

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 日本屈指のハードパンチャー東郷選手と、強気と冷静さをあわせ持つ三好選手の三度めの対戦。これまでは東郷選手の1勝1分。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
第1ラウンド ジャブを打ちながら絶えず立ち位置を変え、手数をかけつつ機をうかがう三好選手。順調にヒット数をかせぎます。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 対する東郷選手は、手数はひかえめながらもひとつひとつが重くて正確なパンチ。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 1分40秒が過ぎたころ、接近戦の中で三好選手が左ボディーを打ったあと一瞬ガードがアイマイに。ここを逃さず東郷選手が左フックを当てて攻勢。ここは三好選手が冷静にしのいだものの、流れは東郷選手に。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 第2ラウンド 三好選手はジャブとボディーの二択を中心に動き回るボクシング。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 東郷選手はときおり相手のジャブに右オーバーハンドをかさね、そこから攻撃を組み立てます。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 このラウンドは互角の展開。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 第3ラウンド 開始30秒ぐらいから東郷選手が左右フック、アッパーでプレッシャーを強めて攻勢。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 右ストレートの強襲に三好選手はたまらずクリンチ。ここで三好選手の鼻の背に小さな傷が出来たことを確認したレフリーが試合を止めてドクターチェックを要請。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 再開後、試合は一気にヒートアップ。三好選手は右ストレートで再三ヒットを奪い、距離を詰めては右ボディー。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 これを東郷選手はコンパクトな右のフックとアッパーで突き放す。

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 さらに両者の鋭い左の差し合い、ストレートの応酬で前回同様の激戦の空気が漂いはじめますが…

三好喜美佳 vs 東郷理代 Ⅲ
 残り十秒で両者同時に左を出し、東郷選手が浅いヒットを奪ったところでレフリーが試合をストップ。これからというところで終わったため三好選手のいい場面はあまり見られず、前回の激闘の再現はなりませんでした。

東郷理代選手
 東郷選手は前の対戦で流れを守れなかった反省をきっちり修正し、最後まで自分のペースで戦っていたのが見事。長短ともに威力充分な武器を持ちどんなレンジでも優位に戦える東郷選手。この人の名前がOPBFのランクにないのは不思議です。

スーパーバンタム級 4回戦
×三好喜美佳(川崎新田)
TKO 3回1分51秒
○東郷理代(山木)
レフリーストップで東郷理代選手のTKO勝利。

 この結果、両選手の勝敗は以下のようになります。
東郷理代 とうごうりよ(山木) 9戦6勝2敗1分6KO
三好喜美佳 みよしきみか(川崎新田)8戦3勝4敗1分2KO
(戦績はJBC認可以前からの通算)

前回記事 宮尾綾香 vs 伊藤まみII、斉藤ちなつ vs 久保真由美II、三好喜美佳 vs 東郷理代Ⅲ 予定 ボクシング女子

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