Shoot Boxing
２０１１年８月１９日（金）東京 渋谷ＡＸ
『Girls S-cup2011』
Girls S-cup2011トーナメント準決勝
ＭＩＮＡ（秀晃道場）赤
ＶＳ
ハム・ソヒ（韓国）青
赤のＭＩＮＡ選手はシュートボクシング初参戦ながら優勝候補の一角であるＶ.Ｖ.Ｍｅｉ選手をパンチとヒザで打ち崩して準決勝まで上がってきた本大会の注目株。
青のハム・ソヒ選手も初参戦ですが、こちらはシュートボクシングと親和性の高い総合格闘技で確かな実績を残しているこのトーナメントの大本命の一人。激しく打撃が交錯するホットな一戦となる予感がリングに漂います。
第１ラウンド サウスポーのハム・ソヒ選手は得意の左ミドルからパンチにつなげて来る攻撃。
ＭＩＮＡ選手は細かく左のジャブを出しながらサークリング。時計回りにリングを回ることでハム・ソヒ選手の左ミドル、左ストレートを打ちにくくする狙いでしょう。
しかし、ハム・ソヒ選手は左右のパンチのコンビネーションでその警戒を突破、左ストレートをボディー、顔面と打ち分けながら強烈なプレッシャーをかけてきます。
ＭＩＮＡ選手は足を使って自分の距離を保ちたいところですが、そうはさせないとばかりにハム・ソヒ選手はＭＩＮＡ選手のディフェンスラインを何度か突破。ハム・ソヒ選手のラウンドでしょうか。
第２ラウンド 左を警戒するＭＩＮＡ選手を右の強い前蹴りで揺さぶるハム・ソヒ選手。
この前蹴りでＭＩＮＡ選手がずるずると下がるようなら試合はハム・ソヒ選手に大きく傾くでしょう。
しかし、ＭＩＮＡ選手はここでパンチに勝負をかけて前に出てきます。ハム・ソヒ選手は冷静に対応しますが、予想以上に射程の長いＭＩＮＡ選手のストレートがハム・ソヒ選手を襲います。
打ち返しながらもＭＩＮＡ選手の強烈な右を被弾するハム・ソヒ選手。
見応えのある激しい打ち合い。終盤はハム・ソヒ選手が威力ありげな左で反撃。
第３ラウンド どうしても勝って決勝に出たいＭＩＮＡ選手は最終ラウンドの開始とともに左右のパンチを振るいながら突撃。
この攻勢を左ストレートと左ミドル、前蹴りでキッチリと押し返すハム・ソヒ選手。さすがに地力があります。
さらには首相撲からのヒザ蹴り。ファイターとしての引き出しが豊富な彼女は多彩な攻めで対戦相手を苦しめます。
しかし、まったく勝負をあきらめないＭＩＮＡ選手。燃えるような瞳は最後の反撃の予兆か。
強引なパンチ連打でガンガン前に出てくるＭＩＮＡ選手。
ハム・ソヒ選手もこれに応じて激しい打ち合いのなかで試合は時間切れ。ゴングを聞いたＭＩＮＡ選手はこの表情。
勝者はハム・ソヒ選手。神村エリカ選手の待つ決勝への切符をつかみましたが、一回戦に続いてここでもフルラウンドの激戦。少しでも体力を戻すため、いそいで控え室へと消えて行きます。
敗れたとはいえひときわ輝きを発したＭＩＮＡ選手。この世界ではまぎれも無いトップファイターであるハム・ソヒ選手に叩き込んだ右ストレートの印象は鮮烈。これからに大いに期待が高まります。
Girls S-cup2011トーナメント準決勝
×ＭＩＮＡ（秀晃道場）
判定０－２
○ハム・ソヒ（韓国）
判定によりハム・ソヒ選手が勝利。決勝に進出。
＊各試合につきまして写真を中心にしたレポートをアップして行く予定です。
SHOOT BOXING Girls S-cup2011 全試合詳細
ワンマッチ ＭＩＯ vs 山田よう子
トーナメント 一回戦 神村エリカ vs 岡加奈子
トーナメント 一回戦 ＷＩＮＤＹ智美 vs 吉田実代
トーナメント 一回戦 Ｖ.Ｖ.Ｍｅｉ vs ＭＩＮＡ
トーナメント 一回戦 藤野恵実 vs ハム・ソヒ
ワンマッチ ＨＩＲＯＫＯ VS 薮下めぐみ
トーナメント 準決勝 神村エリカ VS 吉田実代
トーナメント 準決勝 ＭＩＮＡ vs ハム・ソヒ
ワンマッチ ＲＥＮＡ［レーナ］ vs サーサー・ソー・アリー
トーナメント 決勝 神村エリカ ＶＳ ハム・ソヒ
総集編 神村エリカが戴冠 写真で見る『Girls S-cup2011』総集編
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