Boxing
2011年9月24日(土)アルゼンチン メンドーサ
WBAライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)
VS
挑戦者 ダニエル・ベルムデス(アルゼンチン)
WBA/WBO統一ライトフライ級王者ジェシカ・ボップ選手がアルゼンチンのダニエル・ベルムデス選手を挑戦者に迎えタイトル防衛戦をおこないました。ベルムデス選手と言われても全然無名でどんなボクサーなのかまったくわからなかったのですが、最新のWBAランキングには最軽量のライトミニマム級に名前が出ていました。階級が違うので本当はこのベルトへの挑戦権はないはずなのですが… 。
そして映像を見てまたびっくり。ベルムデス選手は非常に大きいのです。ライトミニマムどころかバンタム級以上の体格です。BoxRecのデータを見ると本当はスーパーバンタムぐらいの選手なんですね。ジェシカ・ボップ選手の3~4階級上の体。いくらなんでもこのマッチメークは異常でしょう。毎度インチキ運営でおなじみのWBAさんはこんな試合までタイトルマッチ認定をするようになりましたか(WBOさんは今回は認定していないようです)。
試合は7分ぐらいから始まります。
そして試合はご覧のとおりです。技術や試合のコントロールはボップ選手がはるかに上ですが、体格の壁は厚く、パンチを効かせて前に出ているのはどう見てもベルムデス選手のほう。ボップ選手がかなり必死にパンチのまとめ打ちをしてベルムデス選手を押し返す場面もありますが、こんなに大変そうなボップ選手は初めて見ました。
判定は96-94、97-94,100-90でボップ選手の勝ち。この採点が読み上げられると会場ではブーイングが起こります。当然でしょう。アルゼンチンでは「この採点は事前に控え室で用意されていたのでは」と皮肉を言われ「本当にジェシカ・ボップは勝ったのか?」と記事に書かれています。
どこかの誰かが馬鹿なマッチメークをして、困ったジャッジが馬鹿な採点をし、お客さんを怒らせ、選手を傷つけました。両方の選手とお客さんが気の毒です。
WBAライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)
判定3-0
×挑戦者 ダニエル・ベルムデス(アルゼンチン)
ジェシカ・ボップ選手がユナニマスデシジョンで勝利しました。
(96-94、97-94,100-90)
この試合の結果、両者の戦績は以下のようになります。
ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)17戦17勝7KO
ダニエル・ベルムデス(アルゼンチン)9戦5勝2敗2分1KO
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