Boxing
WBO/WIBFフライ級タイトルマッチ 10回戦
×王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
判定 0-2
○挑戦者 メリッサ・マクモロー(アメリカ)
マジョリティーデシジョンでメリッサ・マクモロー選手の勝利。
(95-95、94-96、94-96)
試合を伝えるドイツのサイト
アメリカの実力派メリッサ・マクモロー選手が、3団体フライ級統一王者スージー・ケンティキアン選手に2-0の判定で初黒星を付けて、WBOおよびWIBFの新王者となりました。
試合はマクモロー選手が初回から挑戦者らしい積極性で果敢に攻め、ケンティキアン選手はそれに打ち合わずバックステップとクリンチという対応に出たようです。
ケンティキアン選手はそうした消極的なファイトが前半のほとんどを占め、後半になってやっとバックステップをやめて打ち合いに応じたとのことですが、時は遅く、判定の結果はポイントでわずかに及びませんでした。
この試合にはWBAのベルトはかけられていないようですが、今回の敗北でケンティキアン選手のWBA王座は剥奪になることは確実。3本のベルトを一挙に失ったケンティキアン選手はすぐにでもリターンマッチで戦いたい意向を示していますが、そう簡単にいくかどうかは難しいところ。
マクモロー選手の快挙をアメリカの関係者は大歓迎。早くもIBF同級王者エヴァ・ナイト選手(アメリカ)との三団体統一戦を望む声が出ているそうです。
マクモロー選手の台頭に、アルゼンチンのジェシカ・ボップ選手、メキシコのマリアナ・フアレス選手や、アレリー・ムシーノ選手もなにか動きを見せるかもしれません。
ケンティキアン選手の敗北で、フライ級前後の世界戦線に大きな変化が起きそうな、そんな予感がただよって来ました。
この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
スージー・ケンティキアン(ドイツ)31戦29勝1敗1無効試合16KO
メリッサ・マクモロー(アメリカ)13戦7勝3敗3分
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