観客席視点からの立ち技系女子格闘技
スポンサーリンク
スポンサーリンク

画期的な日タイ女子ムエタイ対抗戦 新時代がここにある M-Fight「Suk WEERASAKRECK Ⅱ」Part.1 ムエタイ女子

 Muay Thai

 このブログ『クイーン・オブ・ザ・リング』が誕生したのが2008年、いまから5年まえになります。幸いにして読者のみなさん、関係者のみなさんのご支持があって継続的に女子立ち技格闘技の情報発信を続けてこれました。

 しかし、最初のころは女子立ち技の国内イベント自体が少なく、海外の情報を羨望の思いでご紹介していたような記憶があります。

 それが現在では女子マッチもある程度は充実し、場合によっては同じ日にイベントが重なってファンがどこを見に行くか困ってしまうようなことまで起こっています。

Japan_vs_Thai
 そんな女子立ち技興隆気配の最近にあっても、6月16日のM-Fightさんの日タイ女子世界タイトルマッチは特筆すべきイベントでした。

 日本とタイのトップ選手5人ずつが同じ日に同じ場所で世界タイトルを争うというのですから、数年前のジョシカク(業界主導で本質の希薄な女子総合格闘技)の陰に隠れて非常に寂しかった女子立ち技の状況を知るファンには感慨深いものがあったと思います。

_MG_6659
 そして、タイ人選手軍団の自信にあふれた表情と、高いプロ意識に裏打ちされたリング上のオーラには、タイという国と、タイの女子、そして伝統のムエタイのそれぞれが持つ可能性、開放性を感じさせる力がありました。

_MG_9087
 この入場の何気ないシーンにもタイの女子の状況の変化があります。ムエタイにくわしいひとならご存知のとおり、タイでは女子選手は最下段のロープのさらに下のすき間をくぐってリングインしなければならないしきたりがあります。タイでは普通はそうやって入場するのです。

 日本ではその必要が無いにもかかわらず、来日タイ選手の多くがやはり日本でも最下段ロープの下をくぐって入場していました。サーサー・ソー・アリー選手のようなスターでもそうしていました。

 しかし、この日は上の写真のようなシーンがあったのです。ロープを押し下げているセコンドの選手の明るい表情を見てください。

 この日、彼女たちの中ではたぶん何かが変わったでしょう。本国に戻ってからも最上段のロープをまたげるかどうかはわかりませんが、以前の彼女たちとは確実に何かが変わったことは確かだと思います。

 さて、日本の女子ムエタイの歴史も短いようで長いですが、その中でウィラサクレック女子の果たして来た役割は決して小さくありません。女子キックイベント『天空』で西田久美子選手(のちにボクシングに転向、当時はウィラサクレック所属)を見た時は衝撃でした。あれから8年がたつんですね。

 これから5年後、8年後にはいったいどのような未来が待っているのでしょうか?タイのそして日本の女子はどこまで強くなっているでしょうか? わたしたちはいま、新しい時代を生きています。

カメラ 野口昌克 Photos by Masakatsu Noguchi

関連記事 神村エリカ vs ローマ・ルックブンミー 詳細 WPMFタイトル決定戦 RISE/M-1MC ~INFINITY~ ムエタイ女子

関連記事 金網キックボクシング 高田結 vs タン・ジン 動画 キックボクシング女子

関連記事 リトルタイガー VS ソイシー・ポルケッタ 詳細 M-FIGHT The Battle of Muaythai ムエタイ女子

人気ブログランキング にほんブログ村 格闘技ブログ キックボクシング・ムエタイへ

コメント

スポンサーリンク
スポンサーリンク