高野人母美 VS クラーブカーオ　６回戦　予定　ガッツファイティング　ボクシング女子

　Boxing

２０１４年３月２４日（月）東京　後楽園ホール
第３６８回　ガッツファイティング

６回戦
高野人母美　たかのともみ（協栄）
ＶＳ
クラーブカーオ・ポー・プリーチャー（タイ）

　高野人母美選手の初の６回戦の相手がタイのクラーブカーオ選手と発表されました。おそらくムエタイのクラッカーオ(Kurabkaw)選手のことだと思われます（写真：クラッカーオ選手）。

　クラッカーオ選手はムエタイでは良い選手だと思いますが、体は大きくありませんし、ボクシングも専門ではないので、高野選手が恐れる相手では無いでしょう。

　一時は本当にシロウトのようなひどいタイ選手を呼ぶことが多かった日本の女子ボクシング界も、最近はそこまでズサンなマッチメイクはしていないようです。しかし、純粋なボクサーがムエタイ系の選手と対戦すれば勝ちは最初から見えていることには変わりはありません。

　なぜかと言えば、ムエタイやキックや総合の打撃と、ボクシングはまったく違うものだからです。

　たとえば、ムエタイ、キック、総合は後ろ足でも蹴れるように体が正面向きで、しかも相手の蹴り足を見るためにガードの中央を開けます。だから、ボディー打ちやアッパーカットをもらいやすいです。

　また、蹴りを出すために後ろ重心なので、ダッキングやウィービングは苦手で、フットワークもあまりありませんから、ボクサーにとっては攻めの形を作りやすい相手だと言えます。

　４～６回戦のころは経験値を得るためにタイ選手との試合も大事な実践の場とはなるでしょう。しかし、中堅以上になってもタイ人選手と試合を繰り返している日本人は実力が伸びていないのは否定出来ない事実。女子ボクシングではタイ人を何人負かせても全然勲章にはならないのです。

　というわけで、高野選手はタイ人選手との試合はこれを最後にしてほしいです。

　若くて色々と好条件が揃っている高野選手は、あまり志が高くない選手と同じことをやってはいけません。

　彼女に本気で期待しているからこそ、キツイ相手との対戦を望みます。

高野人母美　たかのともみ（協栄）４戦４勝３ＫＯ
クラーブカーオ・ポー・プリーチャー（タイ）

＊日時　２０１４年３月２４日（月）開場17:30　開始18:00
＊場所　東京　後楽園ホール
＊料金　ＲＳ席15000円／Ｓ指定席10000円／Ａ指定席6000円／立ち見4000円
＊問合せ　協栄ジム　03-6273-2117　http://mailform.mface.jp/frms/kyoeiboxing/mu5gjvybhktr

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