Boxing
2014年8月8日(金)ラオス サワンナケート サワンべガスホテル
ABCOライトフライ級王座決定戦
ナンペット・クワンジャイシーコー(ラオス)
VS
ローマ・ルックブンミー(タイ)
ムエタイの強豪で、日本では神村エリカ選手との激闘で知られるローマ・ルックブンミー選手は、かねてからボクシングへの転向がアナウンスされていましたが、本日、ラオスでひらかれたWBCアジア王座(ABCO)の決定戦に出場しました。
対戦者のナンペット・クワンジャイシーコー選手(ラオス)も実はムエタイの選手で本職はボクシングではありません。ムエタイ選手同士のボクシング対戦となった理由はただひとつ、アジア圏には女子のプロボクサーはほとんどいないということ。
しかし、このムエタイ選手同士のボクシングマッチは、隣国には負けられないというライバル意識があふれる大熱戦に。
序盤は短打の技術に優れるローマ選手がタイミング良くカウンターを当てて好印象でしたが、中盤以降はバックステップ(ムエタイ的にはマイナス要素ではない)を多用するローマ選手を、長いリーチを生かしてナンペット選手がロープに追いつめる場面が多くなり、ラオスのお客さんは大盛り上がり。
試合は判定でナンペット選手が勝利。WBCアジアのベルトを獲得しました。格闘技では東南アジア諸国のリーダー的存在であるタイにとってはショッキングな結末と言えるでしょう。
これは、今後、ムエタイやボクシングで、ラオス、ベトナム、ミャンマーあたりの勢力がタイの地位をおびやかしてくる予兆かもしれませんね。
ABCOライトフライ級王座決定戦
○ナンペット・クワンジャイシーコー(ラオス)
判定
×ローマ・ルックブンミー(タイ)
ナンペット・クワンジャイシーコー選手の勝利。
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