Kick Boxing
2015年2月22日(日)東京 新宿FACE
2015 ~Aim for the ace of aces~ 1st
J-GIRLSフライ級タイトルマッチ 2分5R
王者 松田玲奈 まつだれな(y-park)
中止
挑戦者 佐々木蝶里 ささきみいり(尚武会)
佐々木蝶里選手の急病のため試合中止
本日夕方、開場時間からちょっと経過して新宿FACEに着くと、いつになくお客の入りが悪く、これは何かあったなと思っていると「きょうはメインが無い」との情報を入手。新宿FACEぐらいの会場では双方の応援団が来ると来ないでは全然客席の埋まり方や熱気が違うのでなるほどそうかと納得しました。選手に近い立場の応援団の人たちは当然情報を知っていますから会場に来ていないわけです。
しかし、J-GIRLSさんのブログにはなんにも書いてなかったし、会場に告知の貼り出しもありません。会場のアナウンスもありません。
「いつ言うんだろう」と思っているうちにJ-GIRLSさんのセミ前の名物(?)ラウンドガールの水着撮影会(通称エロタイム)が始まります。どの試合よりも長く延々エロタイムが続いたあと「みなさまにお知らせします。本日予定しておりましたタイトルマッチは佐々木蝶里選手の急病のため中止となり、代わって松田玲奈選手のスペシャルミット1ラウンドをおこないます」とヤマモさんがアナウンス。
当然、え~?なんだよ~!とお客さんから不満の声が出ますが、会場ではとっとと松田選手の入場曲がかかり、そそくさと「スペシャルミット」へ進行。
松田選手が出てきてミット蹴りを見せ「きょうはわざわざおいでいただいたのに試合が無くてすみません」との挨拶があって、そのあと急遽メインに昇格したアママッチがおこなわれて興行終了。
しっかり試合に備えていた松田選手は防衛戦が無くなり、自分が悪くもないのに謝る役をさせられて気の毒でした。そのことを分かっているファンのみなさんも、松田選手のキックひとつひとつに試合と同じような声援をおくり、大変暖かいミット蹴りとなりました。
しかし、これはおかしいでしょう。セミがミット蹴り、メインがヘッドギア付き90秒のアママッチなんて。J-GIRLSさんがファンやキックボクシングというものを大切にしているならこんな興行はありえないのです。
メインのタイトルマッチが消えたんですよ!昨日のうちに決まっていたことを最後のギリギリまで言わないなんて。
メディアでの告知が間に合わなくても、会場の一階のエレベーター入り口のポスターのところには貼り紙ぐらい出せたでしょう。払い戻しは出来なくても、貼り紙くらいのことは出来るでしょう。
試合中止のアナウンスもあれでお客にあやまっていたとはとても思えず、本来J-GIRLSさんが謝るべきことを松田選手に言わせてたのも不満です。
また、最後となってしまったアマの試合をメイン扱いしたのもプロ興行として異常です。会場でもっと早くに事情を説明して、当日の進行を組み替えてピン級トーナメント3試合をトリプルメインとすべきでした。
なにがあろうが全然別のルールのアマチュアにメインを取らせたのは間違いです。
J-GIRLSピン級挑戦者決定トーナメント 一回戦 2分3R延長1R
○COMACHI こまち(MSJ)
判定 3-0
×MARI まり(NJKF・ナックルズGYM)
COMACHI選手の判定勝利
J-GIRLSピン級挑戦者決定トーナメント 一回戦 2分3R延長1R
○吉野楓香 よしのふうか(闘神塾)
判定 3-0
×長嶺かおる[大川かおる] ながみねかおる(トイカツ道場)
吉野楓香選手の判定勝利
(長嶺選手は第1ラウンド、第2ラウンドにそれぞれダウン1)
J-GIRLSピン級挑戦者決定トーナメント 一回戦 2分3R延長1R
×実証DATE ぷるーふでいと(Team DATE)
判定 0-3
○宗田智美 そうだともみ(シーザージム渋谷)
宗田智美選手の判定勝利
試合後、J-GIRLSピン級挑戦者決定トーナメントの組み合わせ抽選会がリング上でおこなわれ、次回大会でおこなわれる準決勝のカードは以下のように決定しました。
J-GIRLSピン級挑戦者決定トーナメント 準決勝
吉野楓香 よしのふうか(闘神塾)
VS
宗田智美 そうだともみ(シーザージム渋谷)
J-GIRLSピン級挑戦者決定トーナメント 準決勝
COMACHI こまち(MSJ)
VS
松下えみ まつしたえみ(T-KIX)
47kg契約 2分3R延長1R
○環 たまき(Dropout)
第3ラウンド TKO
×トーイロムHITOMI[中山ひとみ] とーいろむひとみ(Kick Box)
環選手のTKO勝利
(トーイロムHITOMI選手が肩の脱臼の疑いで試合続行不可能)
49kg契約 2分3R
×蓮珠DATE れんじゅでいと(Team DATE)
判定 0-3
○後藤まき ごとうまき(RIKIX)
後藤まき選手の判定勝利
(第1ラウンドに後藤選手ダウン1、第3ラウンドに蓮珠選手ダウン1)
63kg契約 2分3R
○北嶋優花 きたじまゆか(MSJ)
判定 3-0
×妃美子 ひみこ(ボディーファクトリー)
コメント
おれはカネ返せと言いたい。カツ丼たのんだのに玉子丼出てきたみたいなもんよ。
ひどいですね、わかった時点で伝えるべきだと思います。
松田玲奈の対戦相手だった佐々木蝶里の体調不良による試合中止。それも、前日の計量終了後の佐々木蝶里の体調不良による試合中止となったのだから、挑戦者の佐々木蝶里には悪いけれど、対戦相手の選手の責任となるのではないのか。今後は、こういう失態をしないように体調管理をしてもらいたい。主催者側は、タイトルマッチの中止の報告が急な話だったので、今回は主催者側を責めないでくれ。
ちなみに、J-GIRLSピン級タイトルマッチ挑戦者決定トーナメント出場予定選手のうち、準決勝からのシードとなっていた松下えみも組み合わせ抽選に顔を出していたみたいだから、松田玲奈と松下えみとのエキシビションマッチという選択もあったはずだ。だけど、松下えみも故障がちだったということで、1ラウンドのミット打ちとなってしまったのでは?
はり紙の一つでもあれば主催者を責めないさ。でも、なんにもなかったから。前売り券が当日より安いのはカード変更のリスクがあるからだ。それが嫌だからおれは高くても当日を買う。きのうメインが中止とわかってもせっかく来たんだからみたかもしれない。そんなら文句言わないさ。だけどあいつら言わなかった。だましみたいなやり方が気に入らない。
中止決定は前日なのですから主催者はインフォメーションを出そうと思えばいくらでも出来たと思います。
体調を崩した件では佐々木選手に非があるのは当然ですが、欠場したくて欠場する選手はいませんのでそれ以上はなんとも言えません。
一方で、主催者はカードに穴があいたときはどういう対応をするのかということは、当然考えておくべきで、観客に告知もせず、当日の進行もなにも考えずに安易にアマチュアをメインに繰り上げた態度はプロ興行団体としてまずいでしょう。
また、タイトルマッチ消滅の異常事態について、主催者側がお客さんのまえで頭を下げず、本部席で原稿を読むだけの対応というのは非常識だったと思いますよ。
qrさんとyさんの言ってることが本当ですよね
それプラス気に入らないのは、松田選手にリングで謝罪させてミット打ちなんてさせたことです
松田選手に謝罪させたのは確かにおかしい。
するならJ-NETの人か佐々木選手が所属する尚武会の人ですわ。
そして「ピン級トーナメント3試合をトリプルメインとすべきでした」には、CCレモンのCMとかに出ていた(私は見たことないです)吉野楓香選手を売出す(?)チャンスでもあったし、納得。
アマの試合がメインなんてJ-GROWじゃあるまいし。
CCレモン http://youtu.be/qHFr1_md3Ok すごすぎて笑っちゃいます!
みなさん、コメントありがとうございます。
やっぱり、客商売なんだということを忘れないでもらいたいし、プロの価値をおとさないでもらいたいですよね。初めて見にきた人が次も来ようかなと思う興行であってほしいです。