Muay Thai
2015年8月12日(水)タイ バンコク王宮前広場
MUAY YING ASSOCIATION QUEEN’S BIRTHDAY 2015
先月12日の王宮前広場『ムエイン・アソシエーション・クイーンズ・バースデイ2015』を振り返る特集その5、最終回です。今回は第11試合、第12試合をお伝えします。
第11試合 55kg契約体重 2分3R
ペッパヤー(タイ)赤
VS
ナーンホン(タイ)青
深夜にもかかわらずバンコク王宮前広場特設リングはお客さんの熱気があふれています。若いペッパヤー選手とナーンホン選手の動きのひとつひとつに声を上げ、手を叩きながらの観戦です。
ムエタイの採点がよく分からないという人に参考になるのが、タイのお客さんのリアクションだと思います。パンチ、キック、投げに反応して声が上がりますが、その歓声の大きいものほどポイントが高いと思って間違いありません。そのへんに注意して動画をご覧ください。
ネットの一部には「ムエタイで組み技が人気があるのはギャンブラーが組み技を好むからだ」という説が流れているようですが、このお客さんを見てください。動画や写真に映っている誰ひとりとして賭けをやっているようには見えないでしょう。実際、当日、ここで観戦していたお客さんでギャンブルやっていた人はごく少数でした。
それでも首相撲からの投げでここまでの声が上がるということは、ギャンブルに関係無く、タイのムエタイファンの大部分が首相撲を重要視しているということでしょう。実際、組み技はムエタイの大事な部分を占めているのです。
第2ラウンドのあたまにナーンホン選手が放ったヒジ打ちをきっかけに試合は大いにヒートアップ。両選手のパンチもハイキックも迫力がありましたが、投げも見事でしたね。とてもエネルギッシュで面白い試合でした。
第11試合 55kg契約体重 2分3R
○ペッパヤー(タイ)赤
判定
×ナーンホン(タイ)青
ペッパヤー選手の判定勝利
12th August at Royal Palace Park in Bangkok
Queen’s birthday Celebration 2015
by Muay Ying Association
55kg 3x2mins
PhetPhayaa vs Nanghong
PhetPhayaa wins on points
第12試合 52kg契約体重 2分3R
ペップンカーン(タイ)赤
VS
プラサーペッ(タイ)青
ペップンカーン選手とプラサーペッ選手の対戦は、すこし打ち合っては互いに組み合うという展開。
組んでも投げを狙うよりもどちらもヒザ蹴りを狙っているようです。
試合は互角のまま進んでいき、これは判定は難しいかなと思っているときに出たのがペップンカーン選手のこのヒザ蹴り。キャッチされた右回し蹴りを振りほどきながら反対の足で思い切りヒザを入れたもので、これが決め手となって勝利をつかみました。
第12試合 52kg契約体重 2分3R
○ペップンカーン(タイ)赤
判定
×プラサーペッ(タイ)青
ペップンカーン選手の判定勝利
52kg 3x2mins
Phetbungkahn vs Prasatphet
Phetbungkahn wins on points
最終試合が終わりを告げると、時計の針は23時40分。熱戦、激戦を繰り広げた24名のムエイン(女子ファイター)のみなさん、お疲れさまでした。今後の活躍に期待します。
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