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バレンティーナ・シェフチェンコのコーチが強盗と銃撃戦 ヴァレンティーナは無事 コーチは入院 UFC第2戦(対ホリー・ホルム)は決行の予定 ムエタイ女子

 MuayThai

5月30日夜9時半ごろ(ペルー時間)、ヴァレンティーナ・シェフチェンコ選手と関係者数名が食事をしていたレストランに、武装強盗が押し入り銃撃戦となる事件が発生しました。

強盗はフルフェイスのヘルメットで顔を隠した3人組で、売上金を奪う目的でレストランを襲撃。

その時、シェフチェンコ選手一行は奥の席にいましたが、レジで売上金を奪おうとしていた強盗のひとりが女性従業員に発砲したため、シェフチェンコ選手のコーチのパベル・フェドトフさんが護身用に隠し持っていた銃を抜いて応戦。

フェドトフコーチに一人を撃たれた強盗団は現金15万円を掴み取って逃走。その時、強盗が撃ち返した弾がコーチの腹部に命中しましたが、緊急手術によって回復に向っているということです。 コーチの銃弾を受けた犯人は店の前の道路で倒れて死亡しました。


動画はレストランの監視カメラの映像。ヘルメットの3人組が強盗団、画面奥から前進しながら発砲している黒いキャップの男性がフェドトフコーチ。

撃たれて倒れる彼に走りよっている金髪の女性がヴェレンティーナ・シェフチェンコ選手。

フェドトフコーチはアントニーナ・シェフチェンコ選手の夫であり、ヴァレンティーナ選手にとっては義理の兄です。

アントニーナ(背の高い選手)とヴァレンティーナ 中央がフェドトフコーチ

アントニーナ選手は5月下旬のIFMA世界アマチュアムエタイ選手権で優勝し、その大会がおこなわれたスウェーデンから帰国する途中で、ペルーにはいませんでした。

フェドトフコーチとヴァレンティーナ選手は7月23日のUFCで予定されている対ホリー・ホルム戦に備えてペルーのリマで練習中のところにこの事件に遭遇しました。

撃たれたフェドトフコーチは胃から銃弾を取り出す手術を受けて入院中ですが、快方に向かっていて心配はないとのこと。

いまのところ対ホリー・ホルム戦に変更は無いようですが、このアクシデントでヴァレンティーナ・シェフチェンコ選手がいろいろと不利になったことは否定出来ません。

事件の動画を見る限り、店内は一般の客や従業員で混乱しており、犯人以外への命中を避けるために、フェドトフコーチが立ち上がって接近しながら撃つのは仕方のない選択だったでしょう。従業員の命を守るために戦った彼の勇気に敬意を表します。

この事件の起こったリマ(ペルー)に最近行ったひとの話によれば、現地の治安はかなり劣悪で、コンビニなどの普通の店でも防犯のためにすべての窓とドアが鉄格子になっているそうです。

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