MuayThai
2016年7月30日(土)タイ バンコク サイアムディスカバリー特設会場
Women’s Muay Thai World Championships 2016
ムエタイ 56kg契約 2分5R
ペッターピー・モー・クルンテープトンブリー(タイ)赤コーナー
VS
ミリアム・サボット(イタリア)青コーナー
この試合はWMC57kg級世界タイトルマッチと発表されていましたが、ワイクルーを踊るチャンピオンの腰にベルトがありませんのでノンタイトル戦ですね。
改めましてご紹介しましょう。赤コーナーはWMC57kg級世界チャンピオンのペッターピー選手です。王者になってからさらに堂々とした強い選手になりました。
青コーナーはおなじみのイタリアの強豪、ミリアム・サボット選手です。長身から繰り出す蹴り技の迫力には定評があります。
かなりの身長差のある両選手。サボット選手の得意のハイキックが楽々とペッターピー選手の頭部を狙います。
ハイキックは非常に判定に有利な技で、ガードされても「相手の腕に加撃した」としてポイントになります。
それでは身長の低い選手はどうしたら良いか? 相手の蹴りを空振りさせれば「防御の成功」ということで、蹴りをかわしたほうにポイントが入ります。さらにミドルで逆襲すれば高評価になりますが、これがなかなか難しい・・・。
そこでペッターピー選手はタイ女子には珍しい破格のパワーを繰り出して密着戦を仕掛けます。
こうやって組みついて有無を言わせず相手の攻撃を止めてしまえば「相手の動きを制した」ということでポイントにつながります。組み技というと投げたり転ばしたりが連想されますが、相手を「死に体」にして動きを潰すだけでも全然OK。
もちろんペッターピー選手は世界王者だけあってミドルキックも迫力十分。
ミリアム・サボット選手は意表を突いたカカト落としでこれに対抗しますが、残念ながらミートせず。
強烈な打撃戦の中に、ペッターピー選手が組み技を織り込み、ポイントを着実に稼ぎます。
サボット選手は派手な攻撃を繰り出すものの、ペッターピー選手の組み技で自分のリズムを作れないまま試合終了。
ムエタイ 56kg契約 2分5R
◯ペッターピー・モー・クルンテープトンブリー(タイ)赤コーナー
判定
×ミリアム・サボット(イタリア)青コーナー
ペッターピー・モー・クルンテープトンブリー選手の判定勝利
30th July, 2016 Thai
-56kg MuayThai 5x2m
Pethtapee vs Miriam Sabot
WINNER Pethtapee by decision
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