Boxing
ファンのみなさんは良くご存知のことですが、日本のプロボクシングにはインチキが広くはびこっています。
真剣勝負のハズなのに、最初から負ける役割を請け負ったタイ、フィリピン、インドネシアなどの選手をリングに上げていることは、広く日本全国でおこなわれており、そういう試合が無い大会のほうが珍しいくらいです。
タイ、フィリピン、インドネシアなどの「選手」と書きましたが、実情はたまたまジムに顔を出した一般人だったり、ムエタイ選手だったり、すでに何年も前に引退した選手だったりで、プロボクシングを一度もやったことのない人も含まれていると言われています。
日本のような「プロライセンス制度」のある国は実は世界でも少数派で、多くの国では「この人プロです」とプロモーターが言えばそうなってしまいます。むこうの関係者が「戦績もちゃんとあります」と言えばそうなります。
それを呼ぶ側はチェック出来ません。チェックする気もありません。噛ませなのは日本側も100も承知ですから。
もちろん、「はい、インチキですよー」「噛ませのアルバイト呼んでますよー」というボクシングの関係者さんはいないわけです。
でも、インチキや噛ませはボクシングファンなら見ればすぐ分かります。
だって、まともに打てないし、たいして打たれてもないのに倒れ、起き上がるのがイヤなので目をつぶって大の字に伸びる失神演技を披露するタイ人なんかいつもの光景ですからね。
で、そういうひどい「選手」が「招聘禁止(日本ボクシング界出入り禁止)」になるかと言えば、それもすごい判断基準が甘くて、「アレはダメでしょう」と思う試合をしてもなかなか実際は招聘禁止にはなりません。
本当に禁止リストにのせられるのは氷山の一角なんですね。だって、グルですから。
しかし、その、氷山の一角の成長が今年はいつになく大きく、当ブログが始まってから最大の年間32人に達しています。
これは「厳しく取り締まったから」じゃなくて「噛ませが増えたから」でしょうね。
年間と言ってもまだ3ヶ月もありますから、32人じゃ終わらないでしょう。40人越えもあるでしょうか? 噛ませブローカー大繁盛(祝)?
インチキで勝つ味で日本選手はますます弱くなりますが、関係者もマスコミも、誰ひとりとして気にしてないようです。
世の中は常に腐った方向に動き、それは止められないということばは世界の真実かもしれません(腐った方向は稼ぎに直結しますが、止める方向にはそれが無い)。
でも、止められなくても明らかにすることは出来ます。
というわけで、当ブログは今後、日本人選手の戦績表示の◯戦◯勝の部分にタイ人がどれだけ含まれているかを明記することにいたしました。
例えば、竹中佳選手の場合は以下のようになります。
竹中佳 たけなかけい(高砂) 12戦11勝(うちタイ人8)1敗3KO(うちタイ人2)
読者のみなさんは脳内でタイ人率を差し引いてご判断ください。「あー、タイ人分を差し引くと3勝1敗なんだなー」って感じで。
めんどくさいですが、とにかくそうします。あー、しんど。
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