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2017年12月14日(木)フランス パリ
フランス女子スーパーバンタム級王座決定戦 8回戦
アニッサ・メクセン(フランス/GLORYスーパーバンタム級王者)背中に01
VS
ファチマ・エル・カブス(フランス)ハイソックス
キック、ムエタイ、サバットで数々の実績を残し、12月1日にはニューヨークでついにGLORYキックボクシングのチャンピオンになったアニッサ・メクセン選手が、それから2週間もたたない12月14日にパリで凱旋試合をしました。が、それはキックでもムエタイでもなくて、ボクシングのフランス王座決定戦でした。
メクセン選手はキックではパウンド・フォー・パウンド最強の呼び声も高いスーパー実力者ですが、ボクシングはまだ2017年4月に1戦したばかりの新人。相手のファチマ・エル・カブス選手も負け越し中のボクサーで、このふたりでタイトル戦とは、フランス女子ボクシング界もあまり層が厚くは無いようですね。
試合はメクセン選手が持ち前の強打でゴリ押しすることもなく、かなり丁寧な戦い方。ボクシングの動きを自分に染み込ませるかのように、味わうように戦っており、ボクシングへのリスペクトを感じることが出来て好印象。
結果はユナニマスでアニッサ・メクセン選手が勝利して、フランス女子スーパーバンタム級チャンピオンとなりました。
メクセン選手がGLORYのベルトを獲った直後から「次はMMAだ」みたいなことを言う人がいて、キックはMMAへの踏み台じゃ無いんだから失礼な話だなと思っていましたが、メクセン選手本人は「わたしはGLORYのチャンピオン。このベルトを守るためならなんでもするわ。」と語っており、いまのところはMMA進出の計画は無いようです。
しかし、ボクシングに関しては今回の試合は気まぐれではなく「今後も参戦する」と、メクセン選手陣営は語っており、なんと2019年にはボクシングの世界タイトルを獲りにいきたい意向だとか。どこまで本当の話かはわかりませんが、メクセン選手ならやるかもしれない・・と現実味を感じます。
それはとても面白い話ですが、メクセン選手にはやはり本職のキック/ムエタイで大いに暴れまわってほしいです。GLORY前王者のティファニー・ヴァン・スースト選手もベルト奪回に本気でしょうし、まだまだ挑戦者はいくらでも現れます。ことしもアニッサ・メクセン選手から目が離せません。
フランス女子スーパーバンタム級王座決定戦 8回戦
○アニッサ・メクセン(フランス/GLORYスーパーバンタム級王者)
判定 3-0
×ファチマ・エル・カブス(フランス)
アニッサ・メクセン選手の判定勝利
(80-72、80-72、80-72)
アニッサ・メクセン(フランス/GLORYスーパーバンタム級王者)2戦2勝
ファチマ・エル・カブス(フランス)6戦2勝4敗1KO
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