Boxing
2018年10月6日(土) イギリス レスター
WBO女子フライ級暫定王者決定戦 10回戦
ニコラ・アダムス(イギリス)
VS
イザベル・ミジャン〈ミラン〉(元WBFed.女子フライ級王者/メキシコ)
2連続オリンピックゴールドのニコラ・アダムス選手がWBO暫定王者決定戦に出場しました。相手は2017年に藤岡奈穂子選手と戦ったインチキボクサーのイザベル・ミジャン選手。
ミジャン選手は戦績こそ28戦22勝と立派ですが、勝った試合の相手はほとんどが未勝利とか負け越しの選手で、たとえば今年の4月に戦った相手は0勝2敗です。元世界王者なのに今でもそんなことやってるんですよ。
で、右利きながら右ストレートが打てないというミジャン選手の致命的な欠陥を見たアダムス選手は2ラウンドにはすでに余裕の微笑み。
しかし、余裕を持ちすぎたのか5ラウンドにはミジャン選手の左フックを避けそこなってリングに倒れてしまいます・・。これはスリップ扱いになったものの、オリンピック二冠王者としては信じられない光景。
その後も、決定的な場面を作れないまま試合は判定へ。結果、アダムス選手が3-0で勝利しましたが、ジャッジの評価は意外に低く、スペインのジャッジのスコアは96-94というギリ勝ち。
勝ってWBOフライ級暫定王者となったアダムス選手ですが、今でもオリンピック時代と変わらない実力を維持しているのか、ちょっと心配になってきます。
WBOのこの階級の正規王者はメキシコのアレリー・ムシーニョ選手で、ちゃんと9月に防衛戦をしたばかり。なのにWBOさんがどうして暫定王者を作ったのか理解できませんが、ムシーニョ選手とアダムス選手の正規/暫定対決があるなら、いいカードなので見てみたいです。
WBO女子フライ級暫定王者決定戦
○ニコラ・”ライオネス”・アダムス(イギリス)
判定 3-0
×イザベル・ミジャン(メキシコ)
ニコラ・アダムス選手の判定勝利
(97-93、97-93、96-94)
ニコラ・アダムス(イギリス) 5戦5勝3KO
イザベル・ミジャン(メキシコ) 28戦22勝5敗1分8KO
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