Boxing
ボクシングの認定団体であるIBAさんが「女子世界タイトルマッチを12ラウンドに変更する」と発表しました。(画像は2011年のIBA女子世界タイトルマッチのポスター)
女子のボクシングにきちんとランキングを作って王座の認定を開始したのは1990年代のWIBFさんやIFBAさんなどの女子ボクシング専門団体が最初でしたが、男子と女子の両方の王座を認定した最初の団体はこのIBAさんです(日本はIBA未加盟)。
IBA最初の女子王者誕生が1997年、WBCさんの最初の女子王座が2005年ですから、IBAさんはかなり早い時期から女子を認めていた団体ということになります。
2000年代にレイラ・アリ選手、その後、ホリー・ホルム選手がIBA女子王座を保持していたころは注目を浴びていましたが、WBOさんやWBCさんなどのメジャー団体の女子王者が増えるに従ってIBAさんの女子王座は存在感を失い、その後、団体の創設者が亡くなったりの危機に見舞われ、ついにIBA女子王者はひとりもいない状態となっていました。
しかし、IBAさんは昨年、新体制でリスタートし、先月にはエヴァ・グスマン選手(ベネズエラ/ミニマム級)という久々のIBA女子世界チャンピオンも誕生しました。
そして、IBAさんは先日、今後のプランを発表、それは「2019年は女子ボクシングの年にする」「ボクシングにおける男女平等化を進める最初の一歩として女子世界タイトルマッチを12ラウンドに変更する」というものでした。
最初の一歩ということは、そのあとは「1ラウンド3分制」なども続くのでしょうか?
現在はひとりしかいないIBA女子世界チャンピオンですが、来年はほかの階級のタイトルマッチもおこなわれて新王者が誕生するようです。
レイラ・マッカーター選手のように「3分12ラウンドをやりたい」と言う女子選手もいますし、実際、過去にはWBAさんが女子の12ラウンドを認定していた時期もありました。
女子の12ラウンド制がほかの団体にも採用されるかどうかはわかりませんが、これがきっかけとなって何かが始まるかもしれませんね。
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