観客席視点からの立ち技系女子格闘技
スポンサーリンク
スポンサーリンク

八島有美 VS イ・イニョン 2003年 初の日韓女子ボクシング対決 ノーカット動画 ボクシング女子

八島選手は当時の日本女子ボクシング界ではライカ選手に並ぶ二枚看板。この試合に関しての当時の報道は「体調の悪かった八島選手が韓国でまさかの判定負け」というもので、韓国での報道でも断片的な試合シーンしか見られず、内容がよく分からなかったのですが・・・2020年になってこれが見られるとは思いませんでした。

イ・イニョン選手、強いですね。左右どちらもパワーありますし、上下も打ち分けるいいファイターです。

八島選手は長いリーチを生かし、相手の攻撃をパリーで絡め取りながら右ストレートを叩き込むという戦法を得意としていましたが、イ・イニョン選手のパワーパンチにはパリーが機能せず、前半はいいところなし。後半は意地で打ち返して気の強さと打たれ強さを見せました。イ・イニョン選手は八島選手のことを「タフで倒れないので驚いた。KO出来なくて悔しい。」と語っていたそうです。

イ・イニョン選手はこの年の9月にアメリカのカーラ・ウィルコックス選手をKOで倒してIFBAフライ級王座をゲット(韓国初の女子世界王者)。12月にマーベラス森本選手を挑戦者に迎えて初防衛に成功。翌年11月、1階級上げてマリアナ・フアレス選手とタイトルマッチをおこないますが、判定で敗れ、これを最後に引退しています。

八島選手は6月に復帰戦でアメリカのジーナ・レザース選手に判定勝利。11月に猪崎かずみ選手とドロー。翌2004年5月に早千予選手を挑戦者に迎えた日本タイトル防衛戦で判定負け。引退となりました。

八島有美 VS イ・イニョン戦を伝える韓国のテレビニュースの映像

フライ級 8回戦
×八島有美 やしまゆみ(JWBC日本フライ級王者/日本)赤コーナー
判定 0−3
○イ・イニョン〔イ・インヨン〕이인영(韓国女子フライ級王者/韓国)青コーナー
イ・イニョン選手の判定勝利
(72−80、74−80、74−80)

[情報提供:ゆめさま]

この試合直後の両選手の戦績
八島有美 やしまゆみ(JWBC日本フライ級王者/日本)11戦8勝2敗1分3KO
イ・イニョン〔イ・インヨン〕이인영(韓国女子フライ級王者/韓国)5戦5勝2KO

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ

コメント

  1. ボクシングファン より:

    情報ありがとうございます!当時はまだネット環境もプアで韓国のテレビ中継も容易に見れませんでしたね。
    当時ライブ観戦した韓国人の知り合いによれば、当然ながら会場はイ・イニョン選手のKO勝ちを期待する声一色。しかし打たれても打たれてもダウンを拒み前に出る八島選手の闘志に、試合後半には八島選手へも声援が飛んだそうです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク