観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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グラフ対サントス戦 余話

 Boxing

 ゴールデンウィークを利用して、ドイツまでグラフ選手の試合を見に来てしまったわけですが、それを思いついたのが先月の後半になってからだったので、時節柄、けっこう航空券が高くついてしまいました(泣)。まあ、しかし、実際に見るグラフ選手の試合は想像以上におもしろく、見に来たかいがあったというものです。前回、取り急ぎ、試合の内容だけはご報告しましたが、今回はそれ以外のことを少し。
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 会場のハンス・マーチン・シュライアー・ハレ(別名ポルシェ・アレナ)は、とてもキレイでかっこいい会場です。各種スポーツとロックコンサートなどに使用されます。客席はホール中央に向かって見下ろすような高低差のある作りで、また、リングが置かれる上空には大きなスクリーンがあって大変見やすいです。キャパシティーが五千人クラスなのも格闘技観戦にはちょうど良いと思います。ここをホームリングとして活動できるなんて、グラフ選手は幸せな選手ですね。このホールと同じ敷地の中に日本で言えば有明コロシアムのようなテニス会場と、1974年、2006年と、2回ものワールドカップで使われた有名なサッカースタジアムもあって、まさに、シュツットガルトのスポーツの中心地です。3日はシュツットガルト対フランクフルトのブンデスリーガ公式戦も行なわれたので、シュツットガルトの勝利を見届けたサポーターも、そのあとボクシングの会場にたくさん来ていました。なお、試合時の写真撮影には厳しい制限があって、望遠つきのカメラは持ち込みさえ禁止でした。
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 当日は、第一試合の女子マッチから会場は盛り上がっていましたが、ハッキリ言ってこの試合に出ていたウクライナの選手は、四回戦ガールとしてもイマイチなレベルで、わたしとしては正直、ガッカリでした。でも、この程度の試合にも熱心に声をかけ続けるお客さんは多かったのです。ドイツのボクシングファンは、女子選手にはやさしいのでしょうか?
 グラフ選手は、まあ、本当に素晴らしいですね。彼女の名前を、このブログではアリージャ(アリシア)・グラフと書いていますが、こちらのファンの多くはアリージャと発音しています。テレビの実況のひともアリージャと言っていました。しかし、リングアナウンサーのコールはアリシアでした。
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 彼女の試合のウェイトは52キロ前後なので、この階級の層が比較的多い日本の選手との試合も見たいなあと思うのですが、彼女の保持するGBUやWIBFのベルトを日本のボクシング界は公認していませんから、現実的には無理な話かもしれません。来日してほしいんですけどね。

写真1サッカーサポーターとボクシングファン
写真2パンフレットのサーヒン選手(第一試合のドイツ選手)のページ
写真3パンフレットのグラフ選手のページ

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