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6月8日新宿FACEで、タイのペットプラカーン・トー・ヌンタナ選手と富樫直美選手(ワタナベ)がライトフライ級8回戦を行ない、1回TKOで富樫選手が勝利しました。
○富樫直美(ワタナベ)
1回TKO
×ペットプラカーン・トー・ヌンタナ(タイ)
この試合には「WBCライトフライ級タイトル前哨戦」というふれ込みが使われていますが、ここで疑問が出て来ます。
現在のWBCライトフライ級王者は、サムソン・ソー・シリポーン選手です。普通に考えればシリポーン選手に富樫選手が挑戦するのだろうとなりますが、一部報道によると、富樫選手の対戦相手はシリポーン選手ではなくキム・ジン選手(韓国)であり、世界タイトルマッチではなくて暫定王者決定戦となっています。
シリポーン選手は、江畑佳代子選手を相手に4月にタイトルを防衛したばかり。次の防衛戦の期限にはまだ早いし、怪我をしたという話も聞きません。立派な王者がいるのに、どうして暫定王者が必要なのでしょうか。わからない話です。
また、富樫選手とキム・ジン選手の暫定王者決定戦は7月に韓国京畿道(キョンギド)で開催ということです、が、韓国京畿道は、先日上村里子選手が、ホ・ウニョン選手とWBCのミニフライ級暫定王者決定戦を行ない不可解な判定負けになった地です。
キム・ジン選手についての詳しいことはわかりませんが、昨年、ホ・ウニョン選手に負けていることから考えて、実力で言えば富樫選手の敵ではないでしょう。しかし、失神KOでもさせない限り、勝利のコールを聞くまで、安心できないような気がします。
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